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安城東、エースの変則フォームで躍進 監督「牽制かと」

2019年7月26日11時58分

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 (25日、高校野球愛知大会 桜丘4-3安城東)

 安城東の躍進を支えたエースが、おたけびをあげた。

 六回裏、左腕の河合哲平君(3年)が桜丘の打線につかまった。連続適時打で逆転を許し、なお2死二塁の展開。「雰囲気にのまれちゃだめだ」。クイックモーションで相手のタイミングを外し、内角を突く直球で三振にしとめると、気持ちが一気に高ぶった。

 この日を含めて6試合を、ほぼ一人で投げた。4回戦の名古屋工戦は10奪三振、5回戦の日進西戦では14奪三振の好投をみせ、チームを34年ぶりの8強に押し上げた。

 球速は最速125キロと、決して速くはない。それでも打たれなかった要因は、独特な投球フォーム「インステップサイドスロー」にある。投球に入る時、右足を振り子のように大きく左右に振り上げる。フォームに緩急をつけることで球速を補ってきた。

 大見健郎監督は「最初は牽制(けんせい)かと驚いた」。だが、「これも個性」ととらえて直さなかった。河合君は練習試合で「打ちにくかった」と言われて自信をつけ、力を伸ばした。

 チームでは「超ムードメーカー」(大見監督)という。この日も笑顔を絶やさず、マウンド上で相手チームの応援のリズムに合わせて頭を上下させた。「強豪相手だからこそ、普段通りでいたかった」

 1点を追う九回表2死三塁。河合君が打席に立った。鋭い当たりを放ったが、中堅手が手を伸ばして好捕し、ゲームセット。試合後は目に涙を浮かべながらも、試合の時と変わらない笑顔で言った。「最高のチームと一緒に、安城東の名前を愛知県に広められたことに悔いはありません」(柏樹利弘)

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