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横浜破った進学校の相模原 自ら「中継」で放った逆転打

2019年7月26日11時44分

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 第101回全国高校野球選手権神奈川大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は25日、横浜スタジアムで準々決勝の残り2試合があった。第1シードの東海大相模と公立で唯一8強入りしていた相模原が4強入りを決め、大会3連覇中だった横浜が敗退した。27日は同スタジアムで準決勝2試合が行われる予定。

 ■状況を「中継」客観視 相模原

 5点を追う七回。相模原の反撃が始まった。

 1死満塁から中野夏生(なつお)選手(3年)が適時打で口火を切ると、続く風間龍斗選手(同)が二塁打で2人をかえす。さらに満塁とし、高橋陸選手(同)が打席に。「相手はストライクを取りに来る投手だ。まっすぐを狙おう」。低めの直球を振り抜くと思惑通り適時二塁打となり、まずは同点に追いついた。

 進学校で平日は午後6時半までしか練習ができず、グラウンドは陸上部と分けて使う制約の中、佐相真澄監督の指導のもと、打撃技術を高めて打ち勝つ野球を目指してきた。

 昨夏、九回に3点を奪われ、東海大相模に逆転サヨナラ負けを喫してからは、メンタルトレーニングも実施。どんな試合にも動じないよう、自分を客観視するべく、テレビのように自分の状況を自ら「中継」するのもその一つだ。

 八回に1点を勝ち越されても、選手たちは動じない。その裏1死一、二塁で打席に入った中野選手は「中継」しながら打席に入る。「次は4番、中野です」。2ストライクになると、今度は「中野、追い込まれました」。続くスライダーを捉えると、打った瞬間に手応えがあり、逆転の適時二塁打に。「(横浜の)及川雅貴投手の球は想像以上に速く感じたが、『中継』で自分のやるべきことを思い出せた」

 2点リードで迎えた最終回。ここまで4試合で投げてきた天池空選手(同)のストライクが入らない。「勝ちたい気持ちが前に出すぎた」。連続四球で無死一、二塁となると、すかさずタイムを取る。「最後の回、最後の一人じゃなくて、試合の中の一つのアウトだよ」。大会前、けがで戦列を離れた間、試合を外から見ることで人一倍、客観的な目を培ってきた捕手の風間選手が諭し、残りの打者を飛球で仕留め、ゲームセット。

 公立から甲子園を目指そうと入学してきた選手たちが、3連覇中の強豪を倒して初の4強入り。「でも、ここまで来たからこそ、先を見ずに1勝ずつ丁寧に」と主将の坂手裕太選手(同)。「客観視」の精神で頂点を目指す。(木下こゆる、林瞬、岩本修弥)

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