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兵庫)兵庫大会、4強そろう 明石商4点差逆転勝ち

2019年7月26日03時00分

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 兵庫大会は25日、2球場で準々決勝4試合があり、4強が決まった。明石商は姫路南に逆転勝ちし、神戸国際大付と高砂はそれぞれ接戦を制した。育英も準決勝に進んだ。26日は試合がなく、27日はほっともっとフィールド神戸で準決勝2試合が予定されている。

 ■「最高の力出した」 姫路南・中村将希選手

 2点リードの七回表、姫路南のエース、照峰賢也(3年)が突然、制球を乱した。3四死球で無死満塁のピンチとなり、内野手がマウンドに集まった。伝令の田中湧也(同)が駆け寄り、「開き直って、仲間を信じろ」と励ました。照峰は「腕を振って一つずつアウトを取ろう」と思った。

 照峰をリードする捕手の中村将希(同)は、頭が真っ白になっていた。「みんなと何を話したのか、覚えていない」。ただ、「四球で押し出しはだめだ。力のある直球で押していこう」と照峰に伝えた。

 打席に立った明石商の3番打者には直球勝負が読まれていた。明石商のベンチのサインも「打て」。照峰は3球目の直球を中越えにはじき返された。3点適時二塁打となり、4―5と逆転された。照峰はここで降板。中村は「うまくリードできなかった」と唇をかんだ。

 守備の要の捕手で4番を打つ中村は、1年生の秋からチームの中心だった。今年3月に練習試合で、右ひざに全治3カ月の大けがを負った。夏の大会に間に合わせようと、懸命にリハビリに励んだ。主将の梅崎稜大(3年)は「一切、弱音を吐かず、強くなった姿で復活した」。

 しかし、大会が始まると、初戦から4回戦までの3試合で打率が1割台と低迷し、苦しんだ。「みんなが、絶対に打てるよ、と励ましてくれた」。「バットを振り切ろう」と切り替えた5回戦では、3打数2安打1打点と復調した。

 優勝候補の一角の明石商戦に、取り戻した自信を持って臨んだ。初回、2死二塁の好機で外角直球を右中間へはじき返した。二塁打となり、1点を先取。その後、駒居颯一朗(そういちろう)(3年)にも長打が出て、2点を追加し、ベンチが沸き立った。

 終盤に逆転され、試合は4―7で敗れた。だが、今春の選抜大会4強の明石商を追い詰めた戦いぶりに、試合終了のサイレンとともに、スタンドから大きな拍手がわいた。中村は「最高の仲間ともっと野球がしたかったが、最高の力を出し切った」。涙をみせず、汗もぬぐわずに、前を見据えた。=敬称略(直井政夫、西岡臣)

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