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コールド負けを防げ 代走2人が連続盗塁、見せたドラマ

2019年7月25日13時29分

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 第101回全国高校野球選手権神奈川大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は24日、横浜スタジアムで準々決勝2試合があった。第1シードの桐光学園、第3シードの日大藤沢が4強入りを決めた。

 ■諦めない、七回走塁ドラマ 向上

 このままだとコールド負けが決まる、桐光学園に11点差をつけられて迎えた七回裏。向上の主将・吉田風海(かざみ)選手(3年)は声をかけた。「八回、九回、必ずチャンスが来る。まずはつないでいこう」

 それに応えるかのように先頭の菅野稜選手(同)が安打で出ると、山口優紀選手(同)が代走に出る。「やっと出番が来てくれた」。すかさず二盗。石坂健斗選手(同)も安打で続き、次は鶴田恭佑選手(同)が代走に。犠飛で山口選手がかえると、鶴田選手は二盗、三盗と連続で決めて敵失を誘い、生還。得意の走塁で2点を挙げた。

 チームとして掲げてきた目標は「自立」。練習でも試合でも、やらされている状態では真の力が出ない。だから、次の状況を自分で想定し、今するべきことを自分で判断できるようになろう。そんな思いを込めた。自ら考える力を育てようと、打撃や守備など分野ごとにリーダーを決め、練習メニューや戦術を考える仕組み作りも続けてきた。

 山口選手、鶴田選手も、走塁や小技を任されたリーダー。大会1カ月前から、自主練では盗塁とバントに専念。毎朝、2人で実験し、どんなカウントのときに走るか、意見をすり合わせてきた。「アウトを恐れずに仕掛けていく。点を取らないと負ける場面で、今までの練習の成果を出せた」と鶴田選手。

 2人の生還に、チームは沸き立った。森川大誠選手(同)も「後ろにいい打者がいる。絶対につなごう」と安打で好機を広げる。さらに吉田選手が適時打を放ち、8点差に。「まだ終わりじゃないぞ、最後までやりきろう」

 だが、反撃もここまで。あと2点が遠く、コールドで試合は終わった。

 「最後まで笑顔で、2年半やってきたことの全てを出せた」。吉田選手は、この日の七回を胸に刻んだ。(木下こゆる、林知聡)

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