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大船渡は佐々木だけじゃない 一丸で延長制し、準決勝へ

2019年7月22日18時36分

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 (22日、高校野球岩手大会 大船渡6―4久慈)

 同点で迎えた延長十回2死一、三塁。サヨナラのピンチに、大船渡の和田はマウンドで思った。「考えたら重くなる。あんまり考えずに、後ろに仲間がいる、と」。2番打者を126キロの速球で詰まらせ、中飛に仕留めた。

 高校最速163キロを誇る佐々木は前日、12回で194球を投げ、完投していた。準々決勝に臨んだチームの思いを、和田は代弁する。「朗希(ろうき)(佐々木)を休ませたかった。朗希を投げさせずに勝ちたかった」

 先発のマウンドに上がったのは背番号11の大和田。身長160センチと小柄な右腕は、130キロ前後の速球と変化球を丁寧に低めに集める。シード校の久慈を相手に7回4失点でしのいだ。後を継いだ背番号10の和田は、4回を被安打1、与四球1の無失点。球速130キロ弱の直球が伸びを感じさせた。

 和田には苦い経験がある。5月にあった春の県大会1回戦の釜石戦。先発したが、5失点し、チームは延長十回サヨナラ負け。佐々木は4番右翼で出場したが、この日と同じようにマウンドに立たなかった。釜石戦の試合後、国保監督は言っていた。「佐々木の圧倒的にワンマンチームになりそうですが、それが果たしていいのか。ほかの投手の気持ちを固める大会にしたかった」

 圧倒的な球速を持つ佐々木が身近にいる。春の県大会後、和田は細かな制球力を課題にしてきた。約2カ月後のこの日、2人の3年生右腕がマウンドを守り抜いた。

 一方の野手は、本来は4番の佐々木が出場しないなかで4点を先行。終盤に追いつかれたものの、延長十一回に2点を勝ち越した。和田は言った。「朗希だけじゃない、というのをみんなで表せたと思う」

 休養日を挟み、準決勝は24日。この日、出番のなかった佐々木が言った。「疲労が一番とれる方法だった。次の試合で自分ができるパフォーマンスは上がると思う」。超高校級の右腕はチームメートにも恵まれている。(竹田竜世)

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