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サングラスの三塁コーチャー 先輩の発破にもらった勇気

2019年7月22日09時17分

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 (21日、高校野球三重大会 相可5-4久居)

 久居の攻撃に代わると、ベンチにいる真柄柊斗選手(2年)は誰よりも早く駆け出す。ヘルメットとコールドスプレーを携え、誰かがけがをした場合に備えてポケットにタオルも詰め込む。全力さと思いやり、そして笑顔。この3点こそ、三塁コーチャーとして大切にすべきものだと思っている。

 中学2年の練習中に右目を負傷した。視力はほとんど失われ、瞳孔が開き続ける。太陽光から目を守るためのサングラスは、ずっと装着している。グラウンドに入ったら関係ないと思ってはいるが、思い通り捕球できずに悔し涙を流した時もあった。野球を辞めようと思わなかったのは、やっぱり好きだからだろう。

 続けてきたからこそ出会えた人たちもいる。安木晴哉選手(3年)は、失敗してすぐに落ち込む真柄選手を学校内で目にするやいなや、「お前に元気がなかったらどうするんだ」と真剣に叱ってくれる。

 同じように、負傷で片目がほとんど見えない津商の宮園大聖選手(3年)が活躍しているのを知っていた。「どうすれば試合に出られますか」。浦出裕介監督に直訴し、三塁コーチャーを任された。

 迷わず指示を出す立場なのに、試合前は「自分のせいで負けたらどうしよう」と心の中で思っていた。安木選手に見抜かれ「自信!」と発破をかけられていた。相可との試合はシーソーゲームになったが、物おじせず指示を飛ばした。

 安木選手のように勇気を与えられる人になりたい。安木選手が自分の背中を押したように、今度は自分が誰かの背中を押したいと考えている。(村井隼人)

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