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ピンチで3度、捕手から投手へ変身 救援劇にどよめき

2019年7月18日20時40分

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 (18日、高校野球秋田大会 秋田中央9―2由利)

 6点を追う七回裏、1死一、二塁のピンチ。由利の佐藤哲矢捕手(2年)がキャッチャーマスクを脱ぎ、投手としてマウンドに上がった。客席からどよめきが起こる。直球で2人の打者を打ち取り、チームを救った。

 小学生の頃から捕手一本でやってきた。バッテリーを組む菊地航輔投手(3年)も「いつも配球は任せている」と信頼を寄せる。

 走者を確実に刺す強肩を買われ、抑えとしてしばしばマウンドに上がる。決め球はいつも直球だ。捕手としては先輩投手を落ち着かせる冷静さがウリだが、この日はマウンド上で闘志をむき出しにした。春の地区予選でコールド負けした秋田中央に、どうしても勝ちたかったからだ。

 いつもは最終回1イニングのみの登板だが、4強をかけたこの一戦ではピンチの場面で三度、捕手から投手に「変身」した。重圧がかかる場面にも緊張はしなかった。「絶対に負けられないという気合が球に乗った」という快速球で安打を許さなかった。

 しかし、力及ばなかった。終了のサイレンが鳴り響くと、佐藤選手は菊地投手にすがりつき、涙と声をを抑えることができなかった。ともに甲子園の夢を見た先輩と、「2人でまた絶対にバッテリーを組もう」と約束した。

 「誰よりも遅く残って練習している」と周りが口をそろえる努力家。涙の中で、一緒に由利に入学した野球部メンバーとの約束を思い出した。「このみんなでなら甲子園にいける」。次への一歩を踏み出す。(林瞬)

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