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失点、走者出ても…あえてのガッツポーズはピンチの味方

2019年7月22日14時16分

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 ミスで点を失った時、四球で走者を背負った時。ピンチのはずなのに拳を突き上げたポーズが飛び出す。大阪大会で4回戦に進出した桜宮(大阪市)は、あえて練習してきたピンチでのガッツポーズを味方に付けて、大会を勝ち進んできた。

 20日の3回戦。大阪学院大に2―1とリードされた桜宮は五回表に2死一、三塁のピンチを迎えた。走り出す一塁走者にあわてた捕手の大本澄也君(3年)の送球がそれて、追加点を奪われた。

 その直後だった。大本君は右手を突き上げて見せた。内外野の仲間たちも同じポーズで返した。桜宮は気持ちを切り替えてこの1失点で切り抜け、終盤に加点して4―3で逆転勝ちした。

 大本君は「練習していたガッツポーズです。少しバカみたいに見えるかもしれないけど、やると気持ちが落ち込まない」と話した。

 甲子園を目指すなか、春の府大会は初戦で敗れた。「ミスを引きずるメンタル(精神面)が弱点だ」とみた北風和樹監督が、ピンチで鼓舞するポーズをするよう提案した。選手らは当初恥ずかしがったが、大会直前の練習試合でもミスが出て負けると、いよいよ追い込まれ、学校に帰って1時間、ポーズをとることだけの練習もした。

 ただ、ポーズが出るのはミスをしたときだけだ。北風監督は、出塁して喜ぶ一般的なガッツポーズは「次の塁を狙う姿勢に欠けている」として禁止している。あくまで鼓舞のために活用しているという。

 桜宮が上宮と対戦する4回戦1試合を含め、22日に予定されていた大阪大会の計10試合は、雨のため23日に順延された。(川田惇史、波多野陽)

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