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静岡北「守備のチーム」に変身 ファインプレー連発

2019年7月14日10時41分

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 (13日、高校野球静岡大会 静岡西4-3静岡北)

 同点に追いつかれた七回表、1死一塁。静岡北の遊撃手・桑山侃士(つよし)主将(3年)は深めの守備位置をとった。直後、二塁寄りを跳ねながら中堅に抜けていきそうな当たりに追いつき、併殺に仕留めた。「練習の成果が出ました」。やっとつかんだ堅い守備だった。

 春までは選手9人のチーム。そのうち3年生は2人。退部者やけが人が出て、他校から選手を借りて練習試合をしたこともあった。どうチームをまとめたら良いかわからず、桑山君も一時は部をやめようかとも思った。でも、明るい部の雰囲気が好きだった。

 1年生を勧誘する部活説明会では、どの部よりも大きな声を出し、楽しい部活動をアピール。マネジャーの鈴木日菜さん(3年)と協力して、少しでも興味がありそうな1年生に声を掛け続けた。

 16人の1年生が入部。練習にもバリエーションが生まれると、守備位置の競争によって皆の意識も変わった。試合になるとエラーが重なり、大量失点をしてしまうチームだったが、徐々に「守備のチーム」に変身していった。

 中堅手・吉本航君(2年)がフライを横っ跳びで好捕するなど、この日も皆に何度もファインプレーが出た。攻撃では打撃練習時間の3分の1をあててきたというバントなど、犠打が七つ。堅実な戦いでシーソーゲームに持ち込んだ。

 同点の延長十回表、1死一塁。桑山君の後ろに打球が飛び、左翼手との間にポトリ。結局、このプレーで二塁に進んだ走者がかえり決勝点になった。「頭が真っ白になって、出だしの一歩が遅れた。あそこで止められていたら」

 それでも、「いい雰囲気で野球をやりたくて」、試合の間ずっと笑顔だった。球場の外で、同校応援団や父母らに拍手で迎えられると、こらえていた涙があふれた。「最後の最後で競った試合ができて良かった」=草薙(宮川純一)

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