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バスケと野球、支え合った主将2人 交わした感謝の言葉

2019年7月13日13時15分

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 第101回全国高校野球選手権新潟大会は12日、雨の影響で2球場で試合開始が遅れたものの、大会係員のグラウンド整備により、予定の全16試合を行った。前回準優勝の新発田が初戦で敗れ、甲子園初出場の夢はかなわなかった。13日は予備日。14日に3回戦8試合を予定している。

 ■2人の「主将」支え合い駆けた 羽茂・石塚選手 佐嶋選手

 0―18の五回、羽茂は主将、石塚玲雄(3年)が代打として打席に入った。主将といっても、バスケットボール部の主将だ。

 昨年秋、新チームとなった羽茂の野球部は、部員が佐嶋賢成(3年)1人だけになった。同じ境遇だったのが、バスケ部の石塚。「一緒にやれよ」。ともにひとりぼっちだった2人の主将に、野球部の遠藤卓也監督が合同トレーニングを提案した。

 2人ではチームプレーの練習はできない。だから週に2~3回、体育館で一緒に筋力トレーニングをした。スクワットで下半身を鍛え、左右へのフットワークを素早くする練習をした。野球、バスケットの両方に通じる動きだ。

 筋力をつけようと、佐嶋は食事の量も増やし、朝食にもちを20個、夜にはご飯を5合食べることも。ひと冬で体重が20キロ増し、打球を飛ばす力が強まった。「お互い頑張ろうな」。石塚と声をかけ合って、孤独を乗り越えた。

 春、石塚が「助っ人」として野球部に入り、1年生8人も加わって春の県大会に単独チームとして出場できた。5月には、今度は佐嶋がバスケ部として高校総体県予選に出場。センターに入り、6得点を挙げた。

 野球部最後の夏の大会。石塚は1カ月前の練習で左手首を骨折し、試合前日にギプスを外したばかりだった。代打の打席、右腕に力を込めて低めの直球を振り抜いたが、二ゴロに倒れ、佐嶋にもう一度、打順を回すことはできなかった。

 試合が終わると、佐嶋のユニホームは土で真っ黒になっていた。「打てなくて悔しかったけど、最高の試合だった」。石塚も「最後のいい思い出になった」と笑った。支え合った2人の主将は「ありがとう」と言葉を交わした。(中村建太)

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