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「これだけやった」胸を張って 元モー娘・久住小春さん

2019年7月31日21時00分

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 第101回全国高校野球選手権大会が8月6日に開幕する。アイドルグループ「モーニング娘。」で活躍した新潟県長岡市出身の久住小春さんが、「後悔しないようにプレーして」と声援を送る。

 中学1年の春、「モーニング娘。」(モー娘)に入りました。通っていた長岡の学校にメンバーが来て、全校生徒の前でサプライズの発表だったんです。2週間後には東京の武道館に立ちました。変化がめまぐるしくて、びっくりすらできなかったですね。

 和島村(現・長岡市)の出身です。電車は2時間に1本、バスは4時間に1本でした。小学5年のときには村のバレーボールチームのキャプテンになって、すごく真面目に練習してました。ただ、試合で勝ったことはなかったんですけど。四つ上の兄と父が野球をやっていたので、休みの日は家族で試合を見に行ったりもしました。

 3人きょうだいなのですが私だけ1人部屋がなくて……。東京に行けば自分の部屋ができるなって漠然と考えたんです。モー娘のオーディションに受かったら必ずデビューできて上京できるし、姉からも「応募するしかないよね」って。

 上京したはいいものの、歌もダンスも経験がない。しかも最初の曲の振り付けがフラメンコ調ですごく難しくて。それでもコンサートやレコーディングの日程が決まっている。それまでに絶対に覚えなきゃいけないというプレッシャーがありました。移動時間に歌を覚えて、家に帰ってからもダンスの練習は欠かしませんでした。すぐにはうまくならなかったけど、自分でもできるようになるんだなって。何でもやってみることが大事だと強く感じました。

 デビューして5年目で、モー娘を卒業しました。グループを離れる怖さはありませんでした。あこがれだったファッション誌のモデルに挑戦したいという気持ちの方が強かったから。実際、1年後にその雑誌の専属モデルになれました。うれしかったですね。モデルとして活動しながら、年に1度くらい舞台にも立っていました。でも、実は昔から演技に苦手意識があって。中学の頃に出た舞台を見た家族から「もう、ひどい」って笑われたくらいでした。

 ターニングポイントになったのは、佐藤徹也さんという「鬼監督」の舞台に出させてもらったことです。初めての主演でした。それまでは明るくて元気な役ばかりだったのに、普段の自分とは全然違う少し影のある役を任されたんです。(役の)引き出しもないし、分からない。だからとにかく聞きました。「どうしたらいいですか」って。

 稽古のたびにすごく怒られるんですけど、だんだん自分の中で腑(ふ)に落ちるようになったんです。「ああ、この表情か」とか。それ以来、色んな役をやれるようになりたいと思っています。ファンの方とか監督とか、「この人の期待に応えたい」という気持ちを大切にしたいです。

 去年の2月には「おおきく振りかぶって」という高校野球がテーマの舞台に出演しました。キャッチャーフライをきれいに真上に上げられる監督の役だったんですけど、実は野球のルールをほとんど知りませんでした。

 正月に実家へ帰ったとき、新潟県内の高校のソフトボール部でキャッチャーをしていた兄に分からないことを全部聞きました。「3アウトでチェンジ」の意味も分かっていなかったのですが、徐々に理解できるようになりました。キャッチャーが指示を出す重要なポジションだと知って「お兄ちゃん、すごいな」って見直しちゃいました。

 球児の皆さんはめっちゃ大変ですよね。勝ち負けにこだわることも大切だけど、自分が後悔しないようにプレーするのが一番だと思います。負けたとしても「これだけやったしな」と胸を張れるものを見つけてほしいな。(構成・中村建太)

     ◇

 〈くすみ・こはる〉 1992年7月15日生まれ、長岡市出身。2005年、第7期生として「モーニング娘。」に加入。人気アニメ「きらりん☆レボリューション」で主人公・月島きらりの声も担当した。09年に同グループを卒業後は、ファッション雑誌「CanCam」のモデルとして東京ガールズコレクションなどに出演。女優として舞台、ドラマなどでも活躍。7月6日にdTVチャンネルなどで配信(8日からBSテレ東で放送)が始まる連続ドラマ「拝み屋怪談Ⅱ」に出演する。11年から「越後長岡応援団」を務めている。

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