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岐阜)球児支える審判 なり手不足で進む高齢化

2019年6月20日03時00分

 第101回全国高校野球選手権岐阜大会(朝日新聞社、県高校野球連盟主催)が7月13日に開幕する。大会期間中、公正な眼で試合を支えるのが、岐阜県高野連の審判部員だ。試合開始から終了まで、グラウンドに立ち続け、炎天下も選手と走り回る体力勝負だが、後継者不足から高齢化が進んでいる。

 審判部岐阜支部長の河田忠明さんは、72歳になった現在も練習試合や県大会で審判を務める。34歳で審判となり、以前は、1日3試合をこなして球審も務めたが、最近は2試合が精いっぱい。主に塁審としてプレーを見守る。

 「体力や脚力は落ちていく。支部長という立場も若い人に代わってもらいたいが、人がいないため続けている」

 県高野連審判部によると、現在109人が審判として登録している。内訳は10代3人▽20代7人▽30代8人▽40代12人▽50代28人▽60代27人▽70代以上24人。約半数を60代以上が占める。

 このうち今年仲間に加わったのは5人。うち2人は10代だ。橋本裕人さん(18)と北原楓大さん(18)は今春、加茂高校を卒業した大学1年生。審判を目指して、大学入学と同時に県高野連審判部の門をたたいた。

 北原さんは、選手として出場した夏の大会で、高齢の審判が倒れるのを目の当たりにしたという。「これからは、自分たち若い世代が担っていかなくては」と審判を志した。

 県高野連の川島稔審判部長は高齢化の原因を「若い世代の審判への興味が薄れつつあるからでは」と分析する。「休日の過ごし方が多様化し、野球経験者がその後、野球から離れていくようになった」

 一方で、「審判」の敷居の高さも原因の一つと考える。「自分でもできるのだろうか、という声を耳にするが訓練すれば誰でもできる。『やりたい』という熱意があれば歓迎したい」

 72歳現役審判の河田さんは「加齢と共に体力は落ちたが、試合では逆に、選手たちから元気をもらえる」とやりがいを語る。

 県高野連は、随時、審判を募集している。応募には、出身高校の先生による推薦文が必要となる。詳しくは県高野連(058・213・7497かメールアドレスgifukenkouyaren@tea.ocn.ne.jp)まで。(松山紫乃)

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