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愛知)裏方で球児支え育成功労賞 杉浦元高野連事務局長

2019年6月11日03時00分

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 日本高校野球連盟と朝日新聞社が、高校野球の発展に尽力した指導者を表彰する「育成功労賞」に、元県高野連事務局長の杉浦譲(ゆずる)さん(66)が選ばれた。県内四つの高校で選手を育てながら、「裏方」としても愛知の高校野球を支え続けた。

 高校時代は西尾の捕手。3年時には夏の愛知大会で4強入りした。当時練習の指導に来てくれていたOBのなかでも、特に熱心だった元西尾東野球部監督・渡会芳久さん(69)に影響を受け、渡会さんが通う日本体育大に進学。「野球なら自分の力を発揮できる」と指導者の道を選んだ。

 初の監督就任は1976年、女子高から男女共学になったばかりの刈谷北だった。当時野球部も創部まもなくで、指導者を探していた。

 女子高だった同高にグラウンドはなく、練習場所は近くの会社のグラウンドの隅っこ。バットは数本で、マウンドもなかった。「県大会出場」を目標に掲げ、受験勉強のため2年夏で引退していた部員に、3年夏まで部活を続けるよう説得。就任から9年、チームは地区予選を突破し、秋の県大会に出場した。

 次の赴任先・碧南では、計20年近く監督を務めた。県内の強豪校を率いる監督から積極的に練習方法や投手の育て方を教わり、指導に取り入れた。94年夏の愛知大会では8強入り。「指導者として自信がついた」

 指導に携わってきたこれまでの道のりを、「目の前の試合に対して、『負けたくない』の積み重ねだった」と振り返る。ただ、部員たちには常に「強い弱いは別にして、一生懸命取り組むことが大切」と伝えてきた。「それぞれの心の中に違う『甲子園』があってもいい。3年間自分の目標に向かってやり遂げれば、その後の人生の道は踏み外さない。そう思うんです」

 グラウンドに立ちながら、96年から県高野連での監事や理事を歴任。2014年から今春までは事務局長を務めた。17年の愛知大会決勝では、球場が満員で入れなくなった人のために、場外に試合の様子を映す大型テレビモニターを設置。昨年の100回記念大会では、県内の高校野球の歴史をまとめた記録集の編集を担った。愛知の高校野球を支えているという「プライド」が原動力だったという。

 今年4月に至学館大女子硬式野球部のコーチに就任、約5年ぶりに指導の現場に立った。「勝ったときに選手が喜ぶ姿を見ると、やっぱり楽しい」と喜びをかみ締める。目標は全国大会で日本一になることだ。「やっぱり負けず嫌いですから」(村上友里)

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