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大阪)大商大が初優勝 春季高校野球府予選

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2019年5月13日03時00分

 春季近畿地区高校野球大会大阪府予選は12日、大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムで決勝があり、大商大が箕面学園を8―2で破って初優勝した。府予選を大阪桐蔭と履正社の両校以外が制したのは、2009年のPL学園以来10年ぶり。3位決定戦は東海大仰星が大体大浪商に9―1で七回コールド勝ちした。大商大は、25日に奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで開幕する近畿大会に出場する。

 出番は突然やってきた。

 四回、ライナー性の打球が大商大のエース上田大河君(3年)の右手に直撃し降板した。

 控え投手の辰巳昂次郎君(3年)がマウンドへ。「このままじゃ流れが悪い。きっちり抑える」。背番号10の右腕は狙い通りに後続を断ち、チームの期待に応えた。その後もスライダーやカーブを軸に打たせて取る投球に徹し、五回以降は散発3安打に抑えた。辰巳君は試合後、「急な登板でも緊張せず、力まず投げられた」と振り返った。

 辰巳君とバッテリーを組むことが多く、この日はベンチから見守った控え捕手の木村虎太郎君(3年)は「思い切り腕がふれていて、のびのび投げていた。本当に頼もしくなった」とたたえた。

 大商大野球部は、創部90年の節目となる年に春の大阪を初めて制した。(山田健悟)

 箕面学園の初優勝はならなかった。

 2年生右腕のエース石井康輝君は、序盤は最少失点で切り抜けたが、前日の準決勝で完投した疲れが残っていた。四回に入り、足が重くなる。得意のスライダーを見極められ、甘くなった直球を狙われた。六、七回に計7安打を浴びてリードを広げられ、七回途中でマウンドを降りた。

 箕面学園にとって準優勝は最高成績だ。昨秋から背番号1をつけてきた石井君は「悔しいけど、ここまできたことは自信になった。夏までにスタミナをつけたい」と話した。(森岡みづほ)