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センバツ準Vの習志野、春の県王者に 延長で絶妙バント

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2019年5月6日18時32分

 高校野球の春季千葉県大会決勝が6日、市原市のゼットエーボールパークであり、習志野が延長十回、5―4で専大松戸を下した。3試合連続の逆転勝ちなどで準優勝した今春の選抜大会から約1カ月。しぶとさは健在だ。

 決勝点の奪い方にらしさが詰まる。4―4の延長十回、先頭の二塁打から1死三塁としたが、飯塚が三振に倒れ2死に。続く小沢はここまで無安打の9番打者だ。3球目、ぎりぎりまで待ってバットをすっと寝かす。三塁前への絶妙のバント適時安打とした。

 選抜では2回戦で全国屈指の好投手奥川を擁する星稜(石川)に競り勝ち、準決勝では3点を追う三回2死一、三塁から決めた重盗を反撃の起点として、明豊(大分)を破った。私学に比べれば環境面では不利な市立校。果敢な走塁をからめ、泥臭く攻め立てるのがこの伝統校のスタイルだ。選抜での躍進に自信を深めているようで、小沢は「十回は一発勝負を仕掛ける場面。びびらず、三塁線ぎりぎりを狙った」と殊勲の小技に胸を張る。

 140キロ台後半の速球を誇るエース飯塚も相変わらず力強い。この日は六回途中から救援し、味方の失策絡みの失点で追いつかれたものの、被安打2で7三振を奪った。今大会では選抜で登板のなかった山本、杉山も経験を積み、投手層に厚みも出た。

 選抜決勝で0―6で完敗した東邦(愛知)は今春の県の初戦で、4強の明石商(兵庫)も県3回戦で敗退した。習志野の小林監督は「甲子園であれだけ経験を積ませてもらって、負けられないプレッシャーのなかでこの大会を迎えた。そこで実際に負けなかったのは非常に大きい」と言った。

 18日からは関東大会(埼玉)に臨む。また経験値を上げる好機となる。(竹田竜世)