メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

平成最後、再び手にした優勝旗 投打で活躍の主将・石川

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2019年4月3日14時54分

 (3日、選抜高校野球 東邦6―0習志野)

 東邦が習志野を破り、1989年(平成元年)以来、30年ぶり5度目の頂点に立った。平成最初と最後の王者。主役はエースナンバーを背負った石川だった。試合後、「素直にうれしい」と仲間と喜び合った。前日の準決勝で完投していたが、この日は3番打者として打撃でも存在感を見せつけた。

 一回1死一塁、フルカウントからの7球目。捕手が構えた位置より内に甘く入ってきた110キロの変化球を見逃さない。振り切った打球はバックスクリーン右へ。先制の2点本塁打。「正直、投手のほうに神経を使いすぎていて、打席で集中できていない」と語っていたが、見事な一発だった。

 これで終わらない。五回2死二塁。初球の変化球を引きつけて振り抜く。打球は右中間席へ飛び込んだ。第89回大会(2017年)の藤原恭大(大阪桐蔭、現プロ野球ロッテ)以来となる史上2人目の決勝での1試合2本塁打で、リードを5点に広げた。

 そして、結果的に平成最後の甲子園でのホームランになった。優勝後、報道陣から質問されると「あっ!言われてみれば」と照れ笑いを浮かべた。

 投手としても、習志野打線を散発3安打に抑えて完封。「平成最後の優勝を目標にしてやってきた」。エースとして、中軸として、主将として。紫紺の優勝旗をつかみ、最高の形で目標達成となった。(辻隆徳)