メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大分)明豊、横浜に大勝 後輩への主将の気遣い威力

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2019年3月25日03時00分

 第91回選抜高校野球大会で1回戦に登場した明豊は24日、第2試合で横浜(神奈川)と対戦し、12安打の猛攻で13―5と大勝した。アルプススタンドの応援席は、安打や得点の度に大きく沸き上がり、選抜大会では10年ぶりとなる勝利を後押しした。2回戦は大会7日目の29日、第1試合で札幌大谷(北海道)と対戦する。

 ■適時打と声がけ 逆転導く 表悠斗主将

 主将の放った一打が、反撃の口火となった。4点差を追う三回表無死一、二塁。表悠斗君(3年)は狙い球を直球に絞り打席に立った。

 横浜のエース及川雅貴君(同)のスライダーを見極め、3球目の内角高め直球を振り抜く。打球は左前に抜け、二塁走者の若杉晟汰(せいた)君(2年)が生還。さらに打線がつながり、この回5得点で一気に逆転した。四、五回にも安打を放ち得点に貢献。八回には追加点につながる犠打も決めた。

 今大会は、ベンチに8人の2年生が入る「若いチーム」で戦う。新チームの主将となって心がけたのは、後輩が伸び伸びできるチームづくりだった。自分自身も2年生でベンチ入り。緊張している時に先輩に声をかけてもらい、リラックスできた。「先輩の存在は大きかった。自分も後輩たちがやりやすいようにしよう」と考えていた。

 寮生活では必要ない上下関係はつくらないように気を配る。普段は練習中にもギャグを言って、周りをリラックスさせる。遊撃手の宮川雄基君(同)は「試合中のミーティングでも笑わせてくれるから、下級生も和む」と話す。

 この日の試合中も積極的に後輩に声がけした。初回に打たれ得点されても「次があるから大丈夫」と力づけられた若杉君は、「二回からは落ち着いて投げられた。後輩たちがやりやすい環境を声がけでつくってくれた」と感謝した。

 及川君から安打を放ち一塁上に立つと、打順を待つ布施心海君(同)に「練習で打ったマシンより遅い。自信持っていけ」と励ました。「モチベーションを上げてくれた」と言う布施君の適時左前打で、本塁に生還した。

 伸び伸びとプレーする2年生たちの活躍もあり、大会屈指の強豪を突破。「どの打順からも得点が取れる持ち味が出た。初戦勝てたことを自信に、次も全力で戦う」と意気込んだ。(小林圭)