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宮崎)日章学園、習志野に2―8 流れつかめず

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2019年3月25日03時00分

 選抜初出場の日章学園は24日、1回戦で習志野(千葉)と対戦し、2―8で敗れた。守備のほころびが出た初回の大量失点が響き、甲子園初勝利はならなかった。

 ■好機に一打「自分が取り返す」 石嶋留衣投手(3年)

 8点をリードされて迎えた七回2死。エースで5番、石嶋留衣投手(3年)は走者二塁の好機で打席に入った。「取られた分は自分が取り返す」。外角の変化球を右翼線にはじき返す二塁打で意地を見せた。

 昨秋の九州大会。準決勝の明豊(大分)戦で0―6の六回からマウンドへ上がった。しかし、満塁本塁打を浴びて点差は10点に。あわやコールド負けの危機を味方の打線に救われ、チームは4―10と最後まで粘りを見せた。

 この試合後、「投手が良ければ、このチームは勝てるんだ」と自分に言い聞かせた。冬のトレーニングで下半身を強化。変化球のキレが増し、「自分の投球でチームを助ける」と甲子園の初戦に挑んだ。

 しかし一回、先頭打者の打球を遊撃手百武優努選手(3年)が悪送球するのを見て動揺した。「一番守備がうまいのに……」。犠打の後、適時打を打たれ、わずか6球で先制された。その後も焦りは隠せず、自らも一塁に悪送球。変化球のキレも制球力もなく、連続長打で大量点を奪われてしまった。

 「周囲をカバーするどころか、リズムを悪くした」。肩を落としてベンチに戻ったが、畑尾大輔監督は交代を命じることなく、「気持ちよく楽しんで投げろ」。捕手の深草駿哉選手(3年)にも「楽しめ」と声を掛けられ、気持ちを入れ直した。

 二回からは「素直にキャッチャーミットに投げよう」と開き直った。以降は七回まで適時打を許さず、四死球も与えなかった。

 八回から2番手の寺原亜錬投手(3年)に交代し、右翼に入った。寺原投手がマウンドに向かう前には、ベンチで「託した」と声を掛けた。しかし無失点に抑えるつもりで試合に臨んだだけに、守備に向かいながら悔しさをかみしめた。

 試合後、一回の投球を振り返り、「全て自分が悪い」と再三口にした。夏までに体重を増やして球速を上げることを誓い、「背番号1をつけて夏の甲子園で借りを返します」と抱負を語った。(高橋健人)