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埼玉)春日部共栄 「夏に雪辱」誓う 選抜高校野球

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2019年3月24日03時00分

 第91回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)が開幕した23日、春日部共栄は高松商(香川)との1回戦に0―8で敗れた。監督交代の混乱を経て22年ぶりに出場した春の甲子園。開会式で雄姿を披露した後、第2試合で初戦に臨んだが、最後まで流れをつかめないまま初日で姿を消すことになり、選手たちは夏に雪辱をと誓った。(学年は春からの新学年)

 ■「負けん気」強く持てた 村田賢一投手

 三回裏、先制されなお1死一、二塁のピンチ。春日部共栄のエース村田賢一投手(3年)のもとに内野陣が集まった。捕手の石崎聖太郎主将(3年)の「一つずつアウトを取ろう」という声に、村田君は自信を取り戻した。持ち味の140キロの外角直球に続けて2球目、変化球で併殺に打ち取り、ピンチをしのいだ。

 石崎君とバッテリーを組んだのは昨夏から。当初は配球もテンポも全く合わなかった。練習で1球ごとにコースやテンポを言い合いすり合わせた。昨秋の県大会準決勝で息が合い始め、12回で10三振を奪った。

 秋の県大会、関東大会では課題も見えた。直球のキレだ。1日約120球を投げ込み、ボールの回転を石崎君に見てもらって一球一球助言を求めた。

 もう一つの課題は「気持ち」。関東大会決勝では気持ちが切れて大量失点し、降板した。選抜開幕前日、2人は帽子のつばにマジックで「負けん気」と書き、甲子園では気持ちを強く持とうと意気込んだ。

 だがこの日は苦しんだ。六回には四球を皮切りに自身の野選や暴投もあって4点を失い、計8失点。

 ただ、その原因は昨秋とは違うと村田君は言う。「抑えに行こうという気持ちが強すぎたから」。石崎君も「気持ちが空回りしていた」。気負いから本来の力を出せなかった、と同じ分析をしてみせた。

 息の合った2人は、試合後もやはり口をそろえた。「また(甲子園に)戻ってきたい」(米田悠一郎)