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兵庫)明石商、2万8千人の前で行進 センバツ開会式

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2019年3月24日03時00分

 第91回選抜高校野球大会の開会式が23日、西宮市の阪神甲子園球場であった。入場行進した明石商の選手たちは約2万8千人の観衆を前に、甲子園をゆく幸せをそれぞれにかみしめた。

 明石商は出場32校中、14番目に登場し、手足のそろった行進を披露した。

 昨夏の甲子園でも入場行進を経験した重宮涼主将(3年)は「緊張したけど、落ち着いて歩けたので70点。この球場で野球ができるのは幸せだと感じた」と語った。声出し役に選ばれた岡部宇裕(たかひろ)君(3年)は「いつもより大きな声を出して、楽しみながら歩けた」と笑顔をみせた。

 昨夏の西兵庫大会でベンチ入りしたものの、甲子園では出場の機会を得られず「悔しかった」と振り返る溝尾海陸(かいり)君(3年)。「気持ちを切り替えて自分を磨いてきた。大観衆の前で行進できて幸せです。試合では後ろにつなぐ打撃をしたい」と気を引き締めた。

 明石商は大会第5日の第1試合(27日午前9時開始予定)で、国士舘(東京)と対戦する。

 プラカードを掲げて入場を先導したのは、野球部員の桜井亮汰君(3年)。開会式後、「小学1年から甲子園をめざして野球を続け、ついにかなえることができた」と空を見上げた。

 「いつも頑張っているから、プラカードをやるか」

 17日夕、居残りで練習をしていたとき、狭間(はざま)善徳監督に声をかけられた。監督はまじめにこつこつと練習に取り組む姿勢を評価していた。桜井君は驚いた。「夏の甲子園のように、他校の女子生徒が先導をすると思っていた」からだ。

 明石市で育ち、「地元から甲子園へ」の思いで明石商へ進んだ桜井君。監督からの突然の打診にプレッシャーを感じたが、「小さい頃からの憧れの舞台に立てる」と思った。

 甲子園の土の感触は「夢のようだった」と桜井君は語った。それでも、ベンチ入りを逃し、本来の二塁手として出られない悔しさもあるという。「もっと練習に励み、みんなに追いつき追い越して、夏の甲子園では選手として立ちたいです」と誓った。(森直由)