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三重)近隣の中学からも助っ人 吹奏楽、ダンスの応援団

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2019年3月25日03時00分

 津田学園は25日の第1試合で、龍谷大平安(京都)と戦う。2017年夏の甲子園を経験した吹奏楽部やダンス同好会の生徒たちが、今回もアルプススタンドで、秋の近畿王者に挑む選手たちの背中を押す。

 甲子園では130人のブラスバンドを編成する。中心となるのは吹奏楽部だが、部員数は15人。近くにある桑名市立光陵中や陵成中の吹奏楽部員が助っ人に大会直前から加わり、音を合わせようと急ピッチで合同練習に取り組んでいる。

 部長でトランペットを担当する平田有里紗さん(新3年)は17年夏も甲子園で演奏した。1月の選抜出場校の発表当日は教室で見守った。出場が決定し、「もう一回演奏できるのがうれしい」と笑顔を見せる。

 野球のルールは知らなかったが、昨秋、三重県内で開かれた東海大会で応援したときは、勝ち上がるごとに試合の山場が分かってきた。少ない人数でも演奏が届くように思いを込めた。

 選手からは応援曲のリクエストを受け付けている。今回、演奏するのは10曲。英ロックバンドのディープ・パープルの代表曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」など名曲ぞろいだ。

 定期演奏会が21日にあったばかりで忙しかったが、野球部から「応援よろしく」と頼まれ、どちらも手を抜かない。甲子園のグラウンドに音が届くよう、ひたむきに練習を重ねた。

 同校にはチアリーディング部がない。ダンス同好会の女子生徒13人が、ポンポンを持って盛り上げる。

 中心となるのは新3年生の里中玲奈さん、佐藤来実さん、伊藤優希さんだ。10人いる新2年生を引っ張る。里中さんと佐藤さんは1年生だった17年夏の甲子園で応援した経験もある。

 初戦の藤枝明誠(静岡)戦は延長にもつれ、会場が一体になっていくのを感じた。「人生の中で1回あるかどうかの体験だった。本当にもう1回行くんだ」とまだ驚きを隠せない。

 冬は大会がほとんどないオフシーズンだったので、目いっぱい練習できたという。選抜が決まった1月から、試験期間を除きほぼ毎日放課後練習に取り組む。ダンス同好会もそれぞれの応援曲に合わせてオリジナルの振り付けを考えた。

 普段はヒップホップ系など、それぞれが独創性のある動きをするダンスを練習する。ただ、チアリーディングは全員が同じ振り付けをするので難しいという。伊藤さんは「息がぴったり合うようにしたい」。応援団も一丸となって、アルプスからパワーを送る。(村井隼人)