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千葉)震災から続く絆 流山と宮城の野球部が交流試合

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2019年3月17日03時00分

 東日本大震災で津波の被害を受けた宮城県農業高校(名取市)の野球部が15日、流山おおたかの森高校と交流試合を行った。2013年に交流を始め、今回で5回目。震災によって生まれたつながりが、今も受け継がれている。

 8年前の3月11日、宮城県農業のグラウンドは津波に襲われた。練習中だった野球部員は校舎の屋上に避難して無事だったが、グラウンドは水浸しになり、練習拠点がなくなった。

 その後、選手たちはコンクリートの駐車場でノックをし、ビニールハウスで素振りをして練習を重ねた。12年には市のごみ集積場を借りて、手づくりで仮設のグラウンドを整備した。

 そんな時に、声をかけてくれたのが流山おおたかの長倉伸一監督(55)だった。数年に一度、互いの学校を訪問し合って交流を深めてきた。宮城県農業では、昨年春に、新しい校舎とグラウンドが完成。ようやく普通の練習ができるようになった。

 この日の試合では、流山おおたかが11―5で宮城県農業に勝利。試合後は笑顔で握手を交わした。

 長倉監督は「試合を通じ、宮城県農業の生徒たちが逆境をはねのけて野球を続けた強さを、私たちの生徒にぜひ感じ取ってほしいと思います」。宮城県農業の木村翔主将(新3年)は「先輩が築いた縁で、こうして試合ができました。後輩にも引き継いでいきたいです」と話した。

 同校は16日に東京学館船橋と対戦。17日に津田沼とも交流試合を行う。(松島研人)