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大分)「エースだけに頼れない」打力を磨き甲子園に臨む

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2019年3月18日03時00分

 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で23日に開幕する第91回選抜高校野球大会に、大分県内から大分と明豊が出場する。

 大分は、選抜大会は初出場。夏の甲子園は2度出場しているが、勝利を味わったことはない。選手たちは「甲子園で校歌を歌う」という強い思いを胸に試合に臨む。

 昨秋の九州大会では、エース長尾凌我(りょうが)君(3年)がコールド勝ち1試合を含む全3試合で完投した。最速132キロながら制球は抜群。「スピードがなくても勝てると証明したい」と意気込む。複数の変化球を織り交ぜ、打たせて取る投球が持ち味だ。

 強肩捕手の江川侑斗君(同)は二塁送球が1・8秒台。「頭脳的なリード」も評価される。長尾君とは小学5年からバッテリーを組む。「けんかしたことがない」と信頼関係は厚く、出すサインに長尾君が首を振ることはない。

 エースの力投で九州大会で4強入りしたが、チームの課題も浮上した。大会前に甲子園出場の経験がある真颯館(福岡)との練習試合で、2ケタ失点をして敗れた。主将の足立駿(すぐる)君(3年)は「打撃に圧倒された。全国で勝つためには打撃力が必要」と痛感した。

 大会後、松尾篤監督に打撃練習に重点を置きたいと訴えた。許可を得て、冬場の練習では素振りの量は1日千本に増やした。一冬越え、スイング速度や球を打つ瞬間の力強さが増した。それが選手たちの自信につながっている。

 打線の中心で長打力もある中尾拓士君(同)は「甲子園でホームランを打ちたい」。足立君は「秋は長尾に頼りきりだった。一戦一戦打ち勝っていきたい」と闘志を燃やす。(小林圭)