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石川)課題克服に励む星稜打撃陣 昨秋糧に打ち勝つ力を

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2019年3月15日03時00分

 23日に開幕する選抜高校野球大会に出場する星稜。全国的に注目される奥川恭伸ら4人の投手を擁するが、昨秋のチーム打率は2割8分6厘。明治神宮大会決勝では1安打に封じられて敗戦。課題の打撃力アップへ向け、選手たちは冬場に厳しいトレーニングを重ねてきた。

 9日にあった小松との練習試合。1試合目で昨夏の石川大会4強の原動力となった右腕小川琳太郎ら小松投手陣を打ちあぐね、3―8で敗れた。そんななか、内山壮真と山本伊織は小川から長打を放った。

 一回、2番に入った山本がいきなり左翼越えの先制本塁打で観客を沸かせると、昨秋から4番に座る内山も二塁打を放った。「冬のトレーニングで飛距離は格段に伸びた」と内山。7―6で勝利した2試合目では本塁打をかっ飛ばした。

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 冬場、打力不足を補おうと、部員たちはそれぞれ増量やフォーム改造などに取り組んできた。

 昨秋の北信越大会決勝、延長十五回の末に再試合となった啓新(福井)戦で、6打数無安打に倒れた内山は、打席に立つ意識を変え、体づくりに励んだ。

 「長打を狙いすぎて力みが出た」と反省を口にし、「タイミングの取り方やバットを当てる角度を見直した」。一方で、打球の飛距離が増すよう胸筋を中心に上半身を鍛えあげて、体重は夏から5キロ増えたという。「どんな場面でも1本打てる打者になる」と誓う。

 打撃フォームを徹底的に見直したのは、山本も同じだ。昨秋の県大会では不振だったが、バットから体を離して腕を後ろに深く引き、脚を開いて変化球に対応できるフォームの改造に取り組んでいる。「考えることなく感覚に頼ったフォームでは、この先通用しない」。冬場の筋トレで体重を3キロ増やし、落ちないよう維持し続けてきた。

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 12日にあった高岡第一(富山)との練習試合は先制を許したが、五回に2番山本の安打や4番内山の適時打で得点するなど9―3で勝利。2安打した山本は「冬のフォームの見直しで変化球も打てるようになってきた」。

 まだまだ打ち損じは見られるが、打撃について監督の林和成は「秋よりスイングの強さと速さは格段に良くなっている。今後は投球をしっかり見て判断するバッティングを目指す」と話す。=敬称略