メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

和歌山)智弁・高嶋前監督 甲子園のあの試合「身震い」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2019年2月18日03時00分

 監督として最多の甲子園通算68勝を挙げた智弁和歌山高校野球部の前監督、高嶋仁氏(72)の講演会「逆境をチャンスに変える力~最後に輝く者~」(朝日新聞和歌山総局など後援)が17日、和歌山市本町2丁目のフォルテワジマであった。1千近くの応募の中から抽選で選ばれた約200人の前で、現役時代の裏話を披露した。

 高嶋氏は奈良の智弁学園時代には天理の壁、智弁和歌山に移ってからは箕島の壁、甲子園に出場しても1回戦の壁があったことを紹介し、「逆境ばかりだった」と48年間の指導者人生を振り返った。

 甲子園での名試合も振り返った。2000年夏の準々決勝柳川戦で八回に飛び出した同点本塁打は「身震いがした」と言う。「お客さんの『入れ入れ』の声で入った。甲子園の魔物はお客さんですよ」と笑った。

 さらに、1997年夏に全国制覇した際には、当時捕手で主将だった中谷仁・現監督が、前の試合で打ち込まれた投手と自主的に練習に取り組んでいたエピソードを語り、「人の心がわかる大人のチームだった」と評した。「(中谷監督は)目配り、気配りができ、選手の気持ちがようわかる。僕よりも強いチームを作ってくれると思います」と期待を込めた。(大森浩志郎)