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京都)龍谷大平安、福知山成美が選抜へ 2校は4年ぶり

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2019年1月26日03時00分

 龍谷大平安(下京区)と福知山成美(福知山市)が25日、第91回選抜高校野球大会への出場を決めた。龍谷大平安は3年ぶり41回目、福知山成美は5年ぶり3回目の出場。府勢の2校出場は4年ぶりとなる。府勢は全国大会の春夏通算200勝まであと1勝。両校が達成に挑む。大会は3月23日に開幕する。

 ■執念見せて 日本一を 龍谷大平安

 龍谷大平安では午後3時半ごろ、決定の知らせを受けた関目六左衞門(ろくざえもん)校長(67)が、会議室で選手に出場を告げた。「平安の選手として威厳を持ち、2回目の全国優勝をめざしてほしい」と激励した。

 水谷祥平主将は「選ばれてホッとした。技術はないけれど、元気はどの代にも負けない。勝ちへの執念を見せて日本一を取りたい」。原田英彦監督(58)も「身が引き締まる思い。全員で束になって戦い、日本一をめざしたい」と力強く語った。

 昨秋の近畿大会で26イニングを投げて2失点と好投した左腕の野沢秀伍(しゅうご)君は「京都で一番、甲子園に出ている平安が200勝を達成しないといけない。全試合で完封したい」と意気込んだ。もう一人の左腕の豊田祐輔君とエースを争う。

 近畿大会では、履正社(大阪)や天理(奈良)などの強豪を破り優勝。全4試合のうち3試合は1点差をものにした。「元気と負けん気だけで勝ち上がった」と原田監督。選手は練習中に気づいた点を言い合い、試合中もベンチから声を飛ばし続ける。元気のよさが強みだ。

 打撃の軸は、秋の公式戦で2本塁打を放った水谷主将。1年の奥村真大(まさひろ)君も5番に定着し、近畿大会で3点本塁打とサヨナラ適時打を放った。奥村君は「選抜では攻める意識で打席に立つ。お兄ちゃん(ヤクルトの奥村展征(のぶゆき)選手)と同じように、甲子園でホームランを打てたらうれしい」と意気込んだ。(川村貴大)

 ■最後まで諦めず

 龍谷大平安OBで巨人の炭谷銀仁朗選手(31) 府勢の全国大会200勝がかかった大会ということで、必ず後輩たちが達成してくれると信じています。僕は残念ながら甲子園出場はかないませんでした。後輩たちには支えてくださった方々への恩返しの気持ちも込め、目の前の1試合を最後まで諦めずに戦ってほしい。僕も、今年から巨人という新たなチームで頑張ります。優勝をめざして頑張ってください。

 ■弟に本塁打を期待

 奥村真大君の兄でヤクルトの奥村展征選手(23) 2季連続の甲子園、おめでとうございます。弟は打撃にパンチ力があって本塁打も打てる選手。僕は3年生の夏しか甲子園に出られなかったけれど、弟はすでに2回も出られてすごい。僕たちは甲子園の準決勝で負けてしまいました。選手のみなさんは勝ち続ける気持ちを最後まで切らさないで頑張ってください。弟には、優勝に導くホームランを打ってほしい。

 ■地域力づける戦いを 福知山成美

 福知山成美では、兒島(こじま)裕之校長(59)が出場を電話で知らされた。緊張した表情で、「ありがたく受けさせていただきます」と応えた。

 選手63人は練習前でグラウンドに待機。校長から決定を告げられ、井本自宣(さだよし)監督(45)は「ご褒美をいただいた。3月の開幕まで自覚をもってやっていこう」と語りかけた。選手たちは帽子を高く飛ばし、歓声をあげた。見守っていた父母たちは「おめでとう」と祝い、拍手を続けた。

 岡田健吾主将は「どきどきしながら連絡を待っていた。本当にうれしい」と笑顔をみせた。府勢の全国大会200勝達成を目標に掲げ、「士気が高く、元気のあるチーム。大舞台で緊張するかもしれないが、それに負けないよう自信をもって臨みたい」と話した。

 秋の近畿大会の準々決勝では、履正社に敗れた。岡田主将は「敗退後は筋力アップに努め、どんな状況でも力を発揮できるようにしてきた」と自信をみなぎらせた。

 2014年秋に就任した井本監督にとって、甲子園は初采配となる。少ない好機をしっかり生かす野球をしたいという。

 福知山市では昨年7月、西日本豪雨により床上206、床下460世帯が浸水被害に見舞われた。井本監督は「地域で応援していただいているチーム。地域を力づけるようなプレーを見せたい」と話した。

 秋の府大会では優勝。エースは昨夏の京都大会でも背番号1をつけ、16強入りした小橋翔大(しょうだい)君。制球がよく、近畿大会の2試合も1人で投げ抜いた。佐藤翔平君と東原成悟(せいご)君を中心に打線にはつながりがある。(横山健彦)

 ■ベストを尽くして

 福知山成美OBでDeNAの桑原将志(まさゆき)選手(25) 選抜出場の決定、本当におめでとうございます。勝ち負けや結果を恐れず、甲子園の晴れ舞台を思う存分楽しんでください。そして、ベストを尽くして頑張ってください。応援しています。