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札幌大谷、全国初勝利 中学からの絆で近畿の伝統校制す

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2018年11月9日15時52分

【ダイジェスト動画】札幌大谷―龍谷大平安

 明治神宮野球大会が9日に開幕し、高校の部1回戦で初出場の札幌大谷(北海道)が龍谷大平安(近畿・京都)を6―5で破り、甲子園出場経験がないチームとして全国大会初勝利を挙げた。

 一回、平安の守備の乱れに乗じて3安打で5点を奪い、試合の主導権を握った。六回には8番佐野(1年)の適時二塁打で加点。守っては雨で球や人工芝が滑りやすい状況下でミスをしてもくじけず、一つひとつ丁寧にアウトを積み重ねた。

 先発の右腕西原(2年)は7回5失点ながら、要所で左打者へのチェンジアップを決め、踏ん張った。八回から右横手からのスライダーが武器の太田(2年)が救援し、逃げ切った。主将で捕手の飯田(2年)は「全国1勝はまだ実感がないが、勝てたことがよかった」と笑った。

 札幌大谷は中高一貫校。西原、飯田をはじめメンバーの多くは、中学の硬式野球部から一緒だ。「中学3年の夏の全国大会で負けたときに、この悔しさをみんなで高校で晴らそうと、一緒に進んできた」と西原。船尾監督も現在の2年生が中2だった3年前の冬に、中学から高校の監督に移った。

 飯田は中学でも主将。高校に進学してすぐに船尾監督から、上級生になったら主将をやるように、と言われてきた。「みんな中学からの仲間なので、自分が言わなくても分かっている。意見を言い合うこともできるし、意思疎通も図りやすい」。気心の知れた仲間たちのチームワークで、近畿の伝統校を倒した。(坂名信行)