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光星、2年前の夏の因縁対決制す 終盤に攻守で隙見せず

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2018年11月9日13時13分

【ダイジェスト動画】八戸学院光星―東邦

 明治神宮野球大会は9日、東京・神宮球場で高校の部の1回戦があり、八戸学院光星(東北・青森)が東邦(東海・愛知)を7―3で下し、準々決勝に進んだ。

 4点リードで迎えた九回裏。球場も、観衆の数も違う。それでも、マウンドに立つ八戸学院光星の後藤丈海(2年)は思い出さずにはいられなかった。

 中学3年だった2年前の夏、甲子園のスタンドから見た八戸学院光星―東邦の大逆転劇。同じような状況から、東邦が4点差をひっくり返した。「先頭だけはしっかりとろうと集中しました」。あのとき、先頭打者の左前安打から、応援曲に合わせて観客がタオルをグルグルと回し、球場全体が東邦を応援するムードに変わっていったのを覚えていた。

 同じ轍(てつ)は踏まない。追い込んでから4球ファウルで粘られたが、10球目で空振り三振に。思わず、笑みがこぼれた。逆転につながる隙は見せず、三者凡退に片付けた。

 もう一つ、大きな違いは直前の攻撃にあった。2年前は最大7点差をじりじりと追い上げられる間、八、九回と無得点。試合の流れ、球場の応援は徐々に東邦に傾いていった。この日は、2点リードの九回に主将の武岡龍世(2年)がバックスクリーンに飛び込むソロ本塁打を放つなどで2得点し、突き放した。

 「辛抱強く投げてくれた後藤の投球に尽きる」と仲井宗基監督は振り返る。武岡の本塁打も、べた褒めだった。「大きかった。2点差だったら、東邦さんには一気に取り返す力はあるので」。守備では先頭打者を出さないこと、攻撃では最後まで攻めきること。「この子たちは(あの敗戦と)あんまり関係ないですし、そこまで意識はしなかったですよ」と監督は笑ったが、2年前の大きな敗戦で学んだことが、今の光星には生きていた。(小俣勇貴)