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京都)龍谷大平安がサヨナラV 神宮大会へ 高校野球

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2018年11月5日03時00分

 秋季近畿地区高校野球大会は4日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で決勝があり、龍谷大平安(京都3位)が延長十二回にサヨナラ勝ちし、2―1で明石商(兵庫1位)を下した。5年ぶり6度目の優勝を果たした龍谷大平安は、9日から始まる明治神宮大会に近畿地区代表として出場する。

 ■18打席ぶり 涙の決勝打 多田龍平捕手

 龍谷大平安が1点を追う土壇場の十二回裏。2死満塁。捕手で3番打者の多田龍平君が打席に入った。

 その回の表には、先頭打者の捕手前ゴロを捕球しようとして落とし、もたつく間に出塁された。失策で出した走者を左越え二塁打でかえされ、先制を許した。「終わった」と思った。

 打席に入っても、完全には気持ちを切り替えられなかった。近畿大会では初戦の1安打のみ。17打席無安打が続いていた。四球でいいから出たい――。しかし、一度も振らないまま3球で追い込まれた。「振っていくしかない。打つしかない」。バットを短く握り、外角に狙いを絞った。

 5球目。外角のスライダーを振り抜くと、右前へ落ちた。二塁走者が頭から滑り込んでかえり、逆転サヨナラ勝ち。駆け寄る仲間に抱きしめられ、しばらく涙が止まらなかった。

 新チームでは3番打者に定着した。府大会では18打数7安打3打点と好調だったが、近畿大会では調子があがらなかった。練習で左手首を痛め、振り込めない状態が続いていた。この日も四球を選んだ以外、4打席で凡退していた。

 久しぶりの安打で優勝を決め、「迷惑をかけていたが、最後の最後に打ててよかった」とホッとした様子。神宮大会に向けて「チームの雰囲気もいいし、一戦必勝で戦いたい」と意気込んだ。

 原田英彦監督は「打てないと思っていたが、最後によくやってくれた」と喜びをかみしめた。(川村貴大)