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香川)高松商が優勝、明治神宮大会へ 高校野球四国大会

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2018年11月5日03時00分

 第71回秋季四国地区高校野球大会(四国地区高校野球連盟主催)の決勝が4日、高松市のレクザムスタジアムであった。高松商(香川1位)が松山聖陵(愛媛3位)を3―1で破り、3年ぶり9回目の優勝を決め、来春の選抜大会出場をほぼ確実にした。四国地区からは少なくとも2校が出場でき、松山聖陵も有力候補。高松商は、9日から東京である明治神宮大会に四国地区代表として出場する。

 ■3盗塁 光る足技 高松商・飛倉爽汰主将

 1点をリードして迎えた四回裏。高松商の主将、飛倉(ひぐら)爽汰(2年)は中前安打を放ち、一塁にいた。

 3球目。監督の指示はなかったが、相手投手が動作に入った瞬間、二塁に走り出した。50メートル6秒前半はチーム最速。捕手からの送球はなかった。

 次打者の内野ゴロで三塁に進み、続く打者の打球を二塁手がはじく隙に生還。貴重な追加点になった。八回も二盗を決め、この日は3盗塁。チームの3得点のうち2得点に貢献した。

 今のチームは長打力がないと思う。だから、「一つのエラーが負けにつながる。守備のミスをなくそう」。主将になり、ミーティングのたびに繰り返してきた。

 守備練習を増やしたかいもあり、県大会と四国大会の計9試合中、6試合が無失策だった。決勝では、六回1死三塁のピンチに、遊撃手の大塚慶汰(2年)がライナー性の球を跳び上がって捕った。

 守りに加え、主将として投手を足で揺さぶることにも専念した。「一つでも先の塁に進む。チームの打力を補うための僕の役目」。四国大会で、チームの7盗塁のうち5盗塁を決めた。

 試合終了後。「四国一」の目標を果たし、泣いているエースの香川卓摩(2年)に駆け寄った。昨秋の四国大会から、ともにレギュラー。準決勝で敗れた昨年の悔しさを共有してきた仲間だ。「お疲れ。次は神宮も頼むぞ」。ちょっと強がって、そう言った。(小木雄太)