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香川)高松商、猛打で決勝へ 四国高校野球

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2018年11月4日03時00分

 第71回秋季四国地区高校野球大会(四国地区高校野球連盟主催)の準決勝が3日、高松市のレクザムスタジアムであった。高松商(香川1位)は高知商(高知1位)を10―4で破り、3年ぶりの決勝進出を決めた。松山聖陵(愛媛3位)は富岡西(徳島3位)を5―3で下した。高松商は4日午前10時、同スタジアムで松山聖陵と四国一の座を争う。

 高松商の香川卓摩(2年)は三回表、2度目の打席に立った。

 1死満塁。引っ張った初球は、二塁手の方へ転がった。必死に走って塁を踏んだとき、捕球しようとした一塁手とぶつかって転んだ。相手チームのエラーとなり、三塁走者が生還して先制点になった。

 7点をリードした八回裏は、マウンドにいた。先頭打者に出塁を許した。「甘さがあると、逆転される」。自分にそう言い聞かせた。昨年の四国大会で学んだことだ。

 昨年の大会は、1年生ながら先発。準決勝のマウンドにも立った。だが、結果は六回コールド負け。4強に入ったにもかかわらず、翌春の選抜大会に出る4校目に選ばれなかった。

 今夏の香川大会も3回戦で敗退。先輩を甲子園に連れて行けず、悔しかった。新チームは選抜に出るため、「四国制覇」を目標に掲げて挑んだ。エースで3番打者として迎えた県大会の決勝は14奪三振。今大会は、準々決勝で自己最高の140キロをマークした。

 そして八回裏。無死一塁から、後続を140キロの直球などで三振。その後に2連打を浴び、1点を失って一、二塁になったが、2人を内野ゴロに打ち取った。

 試合後、テレビのインタビューを受けた長尾健司監督の目には涙があった。「3年生の悔しい思いがあったので、なんとか勝たせてやりたかった。選手がやってくれた」。チームの目標まで、あと一歩だ。(小木雄太)