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三重)秋季東海高校野球 津田学園が決勝へ 選抜濃厚に

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2018年10月28日03時00分

 来春の選抜大会出場を決める参考となる第71回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)は27日、四日市市営霞ケ浦球場で準決勝があり、津田学園(三重3位)が中京大中京(愛知2位)にコールド勝ちして決勝に進んだ。津田学園は17年ぶり3回目の選抜出場が濃厚となった。決勝は28日午前10時から同球場であり、津田学園は初優勝をかけて、東邦(愛知1位)と戦う。

 ■振り子HR イチロー流に 藤井久大選手

 右足をあげて、一拍、二拍。津田学園の3番・藤井久大選手(2年)は打席で、振り子のようにリズムを取った。

 8点をリードした五回裏2死一、二塁。一打出ればコールド勝ちとともに甲子園への視界も大きく開ける場面だ。「どこに来ても打ってやる」。高めに来た3球目を振り抜くと、打球は右翼席へ吸い込まれた。生還後、ベンチから飛び出してきた仲間と抱き合った。

 昨夏、甲子園に出場した津田学園も、今夏の三重大会はノーシードの四日市に初戦敗退。5番打者で先発出場した藤井選手も、悔しい思いを味わった。

 秋の県大会前、チームは上り調子だったが、不調だった。悩んだ末、大リーグのイチロー選手が、かつて取り入れていた振り子打法に変えてみたいと、佐川竜朗監督に打ち明けた。

 「タイミングが取りやすい。打つときにゆとりが出た」。寝る直前までイチロー選手の映像を見て、イメージを固めた。振り方はもちろん、イチロー選手の「快音」に近づけるように意識してバットを振り続けた。工夫と努力が、高校の公式戦で自身初の本塁打につながった。

 チームは学校の練習場のスコアボードに夏の四日市戦の結果を刻み、夏の悔しさを忘れないようにしてきた。この東海大会で藤井選手は3試合で10打数5安打5打点。3番の役目をしっかり果たしている。

 春の選抜大会出場は濃厚となったが、初優勝で甲子園を決めるつもりだ。

 「決勝に勝って、冬は振り子に磨きをかけ、最高の春にしたい」(村井隼人)