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福井)啓新が星稜相手に引き分け 北信越高校野球

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2018年10月23日03時00分

 第139回北信越地区高校野球大会(北信越地区高野連主催)の決勝が22日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム新潟であった。福井県勢の啓新は初の決勝の舞台に上がり、星稜(石川)を相手に接戦を繰り広げた。互いに一歩も譲らず、試合は延長十五回を終えた段階で2―2の引き分けとなり、再試合が決まった。頂点をかけた再試合は23日午前10時から、同じ球場で予定されている。

 延長十五回、先頭打者の3球目でスライダーを投げたときだった。啓新の救援投手、浦松巧君(2年)は右腕に違和感を覚えた。

 マウンドに駆け寄った捕手が、つった前腕をほぐしてくれた。「気持ち、気持ち」。植松照智監督からいつも言われている言葉を思い返し、覚悟を決めた。

 先頭打者は三邪飛に仕留めた。次打者は一ゴロ。3人目の打者は2球目の内角直球を振らせて二ゴロに打ち取り、三者凡退に。「やっと終わった」。引き分け再試合が決まった瞬間、胸をなで下ろした。

 この日は八回から登板した。一打サヨナラのピンチを迎えても冷静に後続を断ち、8イニングのロングリリーフを、無失点でしのいだ。内外角を巧みに投げ分け、相手打線に最後まで的を絞らせなかった。

 これまでは終盤に短いイニングを任されることが多かったが、この日は最後まで踏ん張った。「全員で一つになり、相手を倒しにいく」。試合後は再試合に向け、闘志を燃やした。(平野尚紀)