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群馬)選抜かけて、20日開幕 秋季関東高校野球

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2018年10月19日03時00分

 第71回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)が20日、甲府市の山日YBS球場で開幕する。7県から代表15校が出場。来春の選抜大会の選考材料となり、4強入りで出場が有力になる。県予選で優勝した前橋育英は20日に作新学院(栃木2位)と、準優勝の桐生第一は21日に習志野(千葉2位)と、それぞれ初戦を迎える。両チームのキープレーヤーや戦い方を探った。(森岡航平)

 ■梶塚投手軸に光る守備

 前橋育英は県予選全5試合で1失策の堅実な守りと、好機を逃がさない勝負強い打撃で、今夏の群馬大会に続く優勝を決めた。

 エース梶塚彪雅(ひょうが、2年)は最速143キロの直球を軸に、スライダーなどの変化球を織り交ぜる。県予選では4試合に先発。準決勝の健大高崎戦では、内角の直球を効果的に使い、制球力を生かした打たせて取る投球が光った。被安打4、2失点で完投し、関東大会出場をたぐり寄せた。

 今夏の甲子園でベンチ入り。マウンドに立つ機会はなかったが、先輩が活躍する姿に「自分も甲子園で投げたい」と刺激を受けた。関東大会へも気合が入る。「初回の投球次第で勝負が決まる。3人で抑え、いいリズムで攻撃につなげたい」。荒井直樹監督(54)も「制球が安定していて、変化球のキレもいい」と評価。「新チームは守備がいい。1試合で3併殺を目標にしている。守りから流れを引き寄せたい」

 攻撃では、県予選全試合で4番に座った森脇真聡(まさと、2年)のバットに期待がかかる。長打力があり、逆方向にも打てる。「関東大会は相手投手のレベルが高い。少ないチャンスでしっかり決めたい」と話す。

 ■攻撃の鍵 工藤選手

 桐生第一は県予選をノーシードから勝ち進み、関東大会出場をつかんだ。同校を30年以上率いた福田治男前監督の解任を受け、コーチから昇格した今泉壮介監督(39)が指揮を執る。

 1、2年合わせて62人の部員一人ひとりとのコミュニケーションを重視する。「選手が持つ力を十分に出せる環境を作りたい。チームが目標に向かってまとまらないと強くなれない」。自主練習の時間も増やし、それぞれの課題と向き合う機会を多くつくった。

 攻撃の鍵を握るのは50メートル5・9秒の俊足の1番打者、工藤ナイジェル(2年)。準決勝の渋川青翠戦では4度出塁して3盗塁を決めた。今泉監督は「工藤が出塁できれば攻撃の選択肢が増え、得点能力が上がる」と期待を寄せる。工藤も「自分の出塁で流れが決まる。安打でも四球でも何でもいいので塁に出る」。

 投手陣は、いずれも最速140キロ台の直球が武器の杉山直杜(なおと、2年)と本木康介(2年)の両右腕が2本柱。2人とも1年次から出場して経験豊富だ。

 「甲子園という一番の目標が手に届くところにある。この機会につかみたい」と今泉監督。2016年春以来の甲子園を目指す。