メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

島根)大社が逆転勝ち 3年ぶりの優勝 県高校秋季野球

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2018年10月4日03時00分

 県高校秋季野球大会兼第131回秋季中国地区高校野球大会県予選(県高野連、県教委主催)は3日、松江市営野球場で決勝があり、大社が平田を破り、3年ぶり9回目の優勝を果たした。3位決定戦では、開星が矢上を破り、県新記録となる両チーム計38安打の乱打戦を制した。上位3校は26日から岡山県倉敷市である中国大会に出場する。中国大会の成績は来春の選抜高校野球大会の選考材料になる。

 ■勝利へ執念 サヨナラ打 大社・渡辺京音君

 4点差をつけられて迎えた九回裏。仲間たちの執念の攻撃で、同点にこぎ着けていた。

 「取り返すなら、ここしかない」。九回裏、1死一塁の場面で、大社の捕手・渡辺京音(けいと)君(2年)は、安打もなく、バントミスなどもあった前の打席までの自分を振り払うかのように打席に立った。

 フルカウントからの6球目、サインはエンドラン。外寄りの真ん中の直球を思い切りたたいた。芯で捉えた感触があり「打った瞬間、越えるな」と思った。打球は中堅手の頭上を越えた。優勝を決める、サヨナラの適時打になった。

 今夏の県大会で、2年生ながら正捕手として出場した。準々決勝の出雲商戦は、延長十二回に及ぶ大接戦となったが、サヨナラ負けを喫した。捕手として「投手のことも野手のことも、周りが見えていなかった」と振り返る。

 新チームが発足してからは、練習時から周囲に目を配るよう心がけた。各投手のプレーや性格の特徴も把握し、試合の中で効果的な声かけができるように努力した。

 この日の試合で先発した茶山優君(2年)とは、ともに寮生活をしている。ピンチを背負った場面でマウンドに向かい、「親元離れて頑張ってるだろ。絶対に負けない。自信を持って投げてこい!」と声をかけ、鼓舞した。チームメートの勝利にかける執念もひしひしと感じた。

 それでも、大会を通して多くの課題を感じている。「捕手としてもっと周囲を見て、的確な指示を出せるようにしたい。失策も多かったし、チームとしての連携もまだまだ不十分」と話す。

 「この優勝は通過点」。その目は、中国大会、そして来夏を見据えている。「今日の試合では中国大会では勝てない。克服できるよう練習していきたい」。更なる成長を誓った。(浪間新太)