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群馬)前橋育英が2年ぶり優勝 秋季高校野球県予選

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2018年10月3日03時00分

 第71回秋季関東地区高校野球大会群馬県予選(県高野連主催、朝日新聞社など後援)の決勝が2日、桐生球場であり、前橋育英が安定した試合運びで桐生第一を下し、2年ぶり5回目の優勝を決めた。両校は20日から甲府市で開催される関東大会に出場する。大会での成績は、来春の選抜大会出場校を選ぶ判断材料になる。

 ■勝負強さ 晴れ舞台で磨いた 前橋育英・剣持選手

 今夏の甲子園も経験した剣持京右(きょうすけ、2年)の勝負強さが光った。

 三回表、2死から連続四死球で得た好機に中村太陽(2年)が適時打を放ち先制。なおも2死二、三塁で追加点がほしい場面。剣持に打席が回った。

 準決勝の健大高崎戦では力んで4打数無安打と苦しんだ剣持。「コンパクトに」と自分に言い聞かせて打席へ。追い込まれてから7球目の内角直球を右前に運んで走者2人をかえし、試合の流れを引き寄せた。

 2年生ながら今夏の甲子園では全2試合に先発出場。初戦の近大付(南大阪)戦で先制の適時打を放つなど、勝利に貢献した。晴れ舞台での活躍は自信になっただけでなく、新チームでも甲子園に行くという気持ちをより強くさせた。

 「経験させてもらえた分、他の選手より落ち着いてしっかり声を出す」と、二塁の守備位置からも積極的にチームを鼓舞した。

 甲子園出場で新チームのスタートは遅れたが、荒井直樹監督は「甲子園をグラウンドやスタンドから見て、エネルギーに変えている」と手応えを感じる。

 ただ、優勝を決めた一方で課題も出た。低めの変化球に手を出して、空振りする選手が目立った。荒井監督は「見極めができていなかった。関東大会ではどんどんいい投手が出てくる。投手によっては狙いを変化球に絞るなど、割り切ることも必要になる」と話した。(森岡航平)