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山口)夏8強の下関国際 福井国体で大阪桐蔭に0-2

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2018年10月2日03時00分

 第73回国民体育大会高校野球(硬式)競技会の1回戦が1日、福井市の県営球場であり、今夏の甲子園を湧かせたベスト8の下関国際と、優勝校の大阪桐蔭が対決した。下関国際は春夏連覇の強豪相手に接戦を演じ、惜敗した。

 ■力の差と手応え 糧に 鶴田投手

 下関国際の鶴田克樹君(3年)はマウンドで苦笑いした。左中間の外野スタンドに打球が吸い込まれた。そのまま敗れ、高校生活最後の公式戦となった。

 二回裏大阪桐蔭無死一塁、五番の根尾昂君(3年)が左打席に立った。18歳以下の日本代表に選ばれ、今夏の甲子園で3本塁打を含む9安打。投げても2試合に先発し、プロ注目の超高校級選手だ。

 鶴田君は臆せず挑んだ。3球目、高めのツーシームが真ん中に入った。快音を残して打球はスタンドへ。「あそこまで飛ばされたことはない」。初対戦だったが、しっかりと芯をとらえられた。

 中学では捕手だったが、志願して高校で投手に転向。昨秋の中国大会決勝で9点差を追いつかれた。今春の選抜大会は立ち上がりに2失点して初戦敗退。悔しさをバネに成長し、夏の甲子園ではチームの8強入りに貢献し、頼れる大黒柱になった。

 坂原秀尚監督は鶴田君の対応力を評価する。1日も、本塁打を浴びた後は変化球を中心にした投球で立て直した。今夏の甲子園で6試合45得点の大阪桐蔭打線に十分通用した。

 鶴田君は9月、プロ志望届を提出し、さらに上の舞台を目指す。高校生になって2年半、投手として悔しさを重ねながら変わり続けた。根尾君とは「もう一度戦いたい」。高校最後のマウンドで感じた力の差と手応えを糧に、成長した姿で再戦に挑むつもりだ。(藤野隆晃)