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吉田輝星「浮く速球」大阪桐蔭捕手も驚き 進路は国体後

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2018年9月11日13時25分

 野球のU18(18歳以下)の第12回アジア選手権大会最終日は10日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で3位決定戦があり、日本は中国を14―1(七回コールド)で下した。

 ここまで大事な場面を任されてきた吉田輝星(金足農)だったが、日本の最終戦でマウンドにあがることはなかった。右腕はベンチでバット引きをやり、仲間に積極的に声をかけていた。

 エース格として、1次リーグの韓国戦で先発を任され、2次リーグの台湾戦では同点の四回から救援。いずれも敗戦投手となってしまい、「全然ダメでした」と振り返った。

 ただ、周りの見方は違う。150キロに迫る直球と多彩な変化球、そして冷静なマウンドさばきに驚いていた。捕手の小泉航平(大阪桐蔭)は、「普段は明るいけど、投げるとなると、気持ちにスイッチが入るんです。直球は浮き上がるというか……。桐蔭のピッチャーでも、あんなまっすぐ見たことない」と感想を語っていた。

 仲間に気さくに話しかける姿も印象的だった。甲子園では金足農の快進撃の主役になり、直前合宿は別メニュー調整が続いたため、浮いた存在になりかねなかったが、仲のいい投手陣だけでなく野手からも「よっしー」「こうせい」とニックネームで呼ばれ、チームに溶け込んでいった。実力も人柄も認められた吉田は、常に中心にいた。

 吉田にとって、この18日間は、かけがえのない時間になった。「この(チームの)関係は絶対、崩れない。今後の人生で、この18人が世代の代表としていいプレーをしていかないといけない。競い合っていきたい」

 大会の全試合を終え、高校卒業後の進路について問われると、「国体が終わったら決めようかと。自分の将来のことなのでしっかり(家族らと)話し合いたい」。淡々と語った。(小俣勇貴)