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甲子園の4強、ここぞのバント決めてこそ 小技の力実感

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2018年8月19日17時50分

 (18日、高校野球)

 金足農が鮮やかな2点スクイズを決めた。「打てなければバントで勝つ」というチームの底力を見せた。胸突き八丁の準々決勝。他校もバントの力を改めて感じさせてくれた一日だった。

 1点ずつ取って競り勝った済美は、どの得点にもバントを絡めた。九回は、無死一塁で一度はバントに失敗。それでも次打者の中井が送り、芦谷の価値ある適時打につなげた。「試合の流れを壊したくなかった。点を取れなくても、自分たちの形を作ろうと思った」と中矢監督。

 中井は地方大会で犠打ゼロだった。甲子園でも初戦の1度だけ。練習はフリー打撃前に3球ほど転がす程度だという。「ただ、ここぞでサインが出るとは思っています」。備えの意識の高さだろう。

 大阪桐蔭の六回のビッグイニングには、一つバントが入っている。日大三も八回、同点後にバントを挟み、勝ち越し打を呼んだ。ともにそつなく初球だった。コツンとやって相手に圧力をかける。打力重視の傾向がうかがえる最近。それも小技が効いてこそ、より活力がふきこまれる。(隈部康弘)