メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

聖光、控え部員の口で「演奏」 吹奏楽部少なくても熱く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2018年8月11日16時46分

 (11日、高校野球 報徳学園3―2聖光学院)

 高校野球の吹奏楽応援が近年注目を集めている。CDや、応援を研究した書籍もある。新曲を必ず披露する大阪桐蔭、オリジナル曲にこだわる龍谷大平安など、甲子園常連校は吹奏楽部も強烈な存在感を放つ。

 例外が聖光学院だ。吹奏楽部は例年小所帯で、今年は部員8人。控えの野球部員の口が楽器代わりとなる。この夏は前田康孝(2年)らが、応援曲を決めた。「レギュラーには、やってほしい曲を聞いて準備しました」

 見た目にもこだわる。メガホンは両手。「演奏」時は左手側を口に、右手側は腰に当てる。「統一感を出すためです」と前田。3年生から、あと4回、甲子園のチャンスがある1年生まで、約100人が一斉に自らの楽器を奏でる。

 「僕たちは、声で相手を圧倒します」とリーダー役の尾形颯大(3年)。黄色いメガホンの放列が、打席の仲間へと向く。悔しさも、願いも、信頼も、すべてを込めた熱き歌声は、戦後最長の12年連続出場を間違いなく支えた。(山下弘展)