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解任の桐生第一監督「突然のことで…」 99年甲子園V

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2018年8月31日23時43分

 夏の甲子園で群馬県勢初の全国制覇を成し遂げた桐生第一高校(群馬県桐生市)野球部の福田治男監督(56)が解任された。朝日新聞の取材に対し、同校は「総合的な経営判断」とだけ説明。“寝耳に水”の解任劇に、30年余り率いて強豪校に育て上げた福田氏は驚きを隠さなかった。

 福田氏は桐生市生まれ。埼玉県立上尾高、東洋大を卒業後、桐生第一高に野球部が創設された1985年、監督に就任。91年の春の選抜大会で初めて甲子園に出場し、99年の全国高校野球選手権大会で優勝した。甲子園には春5度、夏9度出場し、2016年の春の選抜大会までの通算成績は引き分け再試合を含め17勝13敗1分けだった。

 夏の甲子園は08年を最後に遠ざかり、昨夏は群馬大会の初戦、今夏は2回戦で敗退。8月には野球部員への体罰行為を理由に部長が解任された。

 同校によると、8月27日の学園運営協議会で野球部の指導体制刷新を話し合い、福田氏の解任が決まった。生徒や保護者らには30日に伝えたという。

 福田氏の話では、学校からは解任の具体的な理由は明かされなかったという。福田氏は「突然のことで驚き、気持ちの整理がつかない。納得できない部分もある」。ただ、秋の大会が目前に迫り、福田氏は「とにかく生徒たちには秋の大会に集中して取り組んでほしい」と話した。

 新監督には1日付で今泉壮介コーチ(38)が昇格する。新体制となった野球部は、春の選抜大会の選考材料になる第71回秋季関東地区高校野球大会の県予選で2日に初戦を迎える。(丹野宗丈)