メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(葦)根尾選手が会釈した先輩左腕 安藤嘉浩

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2018年9月3日15時10分

 野球の高校日本代表チームが8月27日に実施した対外試合。一塁ベースコーチに入っていた根尾昂選手(大阪桐蔭高3年)が笑顔で会釈する一幕があった。

 視線の先にいたのは田中誠也投手。対戦相手である立教大学の3年生だ。

 ご記憶の野球ファンも多いだろう。2015年春の選抜高校野球大会で4強入りした大阪桐蔭高のエース左腕だ。根尾選手にとっては高校の先輩に当たる。

 「すみません。自分なんか大した選手じゃないのに偉そうにして」。田中選手は謙遜したが、そんなことはない。東京六大学リーグですでに通算10勝。昨年は全日本大学選手権優勝にも貢献した。

 翌28日の壮行試合では大学日本代表チームの先発に起用され、高校日本代表を相手に2回を1安打無失点に抑えた。唯一の安打を打たれたのが根尾選手。「いい打者ですね」と後輩をたたえる先輩の表情や言葉も、またいい感じだった。

 各世代の代表選手が、東京五輪をはじめとする近未来の代表チームで一緒になる日もあるだろう。その日を思い描きつつ、高校日本代表が参加する18歳以下のアジア選手権(3日開幕)を楽しみたい。

(編集委員)