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負けた記事貼り球種研究…打倒光星の執念、最後まで反撃

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2018年7月21日09時39分

 高校野球青森大会の第9日は20日、はるか夢で準決勝2試合が行われた。八戸学院光星は昨年優勝した青森山田に3点本塁打を4本放つ猛攻で七回コールド勝ち。弘前学院聖愛は弘前工を逆転で破った。両校による決勝は6年ぶり。決勝は休養日を挟んだ22日午後1時から、同球場で行われる。

 (20日、高校野球青森大会、八戸学院光星15―7青森山田)

 優勝候補同士の顔合わせのはずが、四回終了時点で4―12。コールドゲームを予想する雰囲気が球場に広がりはじめても、青森山田の赤平竜太(3年)は諦めていなかった。

 五回表の打席、八戸学院光星のエース福山優希(同)の3球目をとらえ、安打で出塁した。チームはこの回3得点。だが、反撃はそこまでだった。

 昨年の青森大会、青森山田は八戸学院光星を決勝で破って優勝した。赤平は同学年の白鳥航大、中沢樹希也とともに2年生ながら甲子園を経験。初戦の彦根東(滋賀)との試合では4打数3安打2打点の活躍を見せて脚光を浴びた。

 だが、春の県大会では光星にコールド負けを喫した。「悔しさを忘れないように」と部室や室内練習場、食堂、寮の部屋など、あらゆるところに春の県大会で敗れた時の新聞記事が貼り出された。「打倒光星」を目標にチームが一丸となって励んできた2カ月だった。

 赤平自身も福山のフォームや球種を研究し、速球に対応するためにマウンドより近い位置からの速球を打つ練習を重ねてきた。体が開いて外角の球を引っかける癖も修正。春の借りを返そうと、この日の試合に臨んだ。

 だが、3ラン4本を放つ八戸学院光星の圧倒的な打撃力の前に、春と同じ七回コールド負け。「研究していたはずなのに、打席に立つと全然違った。相手の方が実力でも気迫でも上だった」

 連覇を目指した挑戦の終わり。「どうしても皆で甲子園に行きたかった」。大粒の涙がこぼれた。(仲川明里)