メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

青森)4強まず2校 弘前学院聖愛、延長制す 高校野球

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2018年7月19日03時00分

 第7日は18日、はるか夢で準々決勝2試合が行われた。八戸学院光星が大間を六回コールドで下し、昨夏の準々決勝と同カードとなった弘前学院聖愛と弘前東の対決は、弘前学院聖愛が延長の末に弘前東を破った。19日も準々決勝2試合がはるか夢で行われる。

 ■因縁対決 逆転満塁弾放つも… 弘前東・細川一麻選手

 「ああ、またか」

 延長十一回裏、無死二塁の好機。弘前東の細川一麻(3年)は4番を打つ桜庭佑希也(同)が敬遠されるのを次打者席で見ながら、昨夏を思い出していた。

 この日の相手は、昨年の青森大会でも準々決勝で対戦した弘前学院聖愛。弘前東にとって、まさに因縁の対決だった。

 細川は2年生ながら、昨年のその試合でも5番を打った。そしてその日もやはり、4番の桜庭が目の前で敬遠された。「5番のプライドを見せてやる」と打席に入ったが三振に倒れ、チームは1―2で敗れた。忘れられない試合だ。

 この1年、悔しさを胸に練習に励んできた。そして巡ってきたこの日の試合。四回に甘く入った変化球をとらえ、逆転の満塁本塁打を放った。

 スタンドとベンチが歓声で沸き返る。「1年間の練習の成果が出た」と、笑顔でダイヤモンドを回った。六回にも2打席連続となる本塁打。流れは一気に傾いたように思えた。

 だが、粘る弘前学院聖愛に追いつかれ、迎えた十一回裏。無死二塁の好機で桜庭が敬遠され、昨夏の「あの試合」が頭をよぎる。

 ツーストライクに追い込まれ、詰まった当たりが内野ゴロになって併殺に倒れた。「プレッシャーに負けてしまった」

 次の回には、失策などから6点を失った。選手たちの顔から、次第に笑顔が消えていく。ベンチから仲間に声をかけ続けたが追いつけず、「因縁の対決」は敗北で終わった。

 同じ相手に同じ球場での苦い敗戦。「でも、練習してきたことは無駄じゃなかった」と涙をこらえた。(仲川明里)