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青森)上北連合が逆転サヨナラ勝ちで初戦を突破

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2018年7月13日03時00分

 第4日は12日、県総合運動公園(県営)など4球場で1、2回戦11試合があった。上北連合は黒石を逆転サヨナラで破り、六ケ所の校歌を球場に響かせた。シード校の大湊、伝統校の三沢はいずれもコールド負けで姿を消した。13日は調整日で、14日にはるか夢など4球場で2回戦8試合がある。

 ■結束力でピンチしのぎ逆転 上北連合の選手たち

 勝った方も泣いていた。3校でつくる上北連合の部員たちは、校歌を聞きながら目元を押さえたり、天を見上げてむせび泣いたり。3校以上の連合チームとしては、青森大会史上初の勝利。劇的な逆転サヨナラに、スタンドからは「ブラボー」の声が飛んだ。

 結束力でつかんだ勝利だった。チームでは試合前、円陣を組んで全員が目標を言う儀式がある。「とにかく気持ちでねじ伏せる」。そう誓ったのはエース橋本由基(3年、六ケ所)。1点リードされた九回表、2死から3連続四死球で満塁のピンチを招いたが、力でねじ伏せてしのいだ。

 「応援団が700人以上来ていたし、一人じゃないと思った。チームメート、スタンド、みんなで投げた一球だった」

 作戦もさえた。九回裏、同点の走者をバントで送らず強攻策。橋本由が右前に運んで無死二、三塁とチャンスを広げた。

 チームの約束である「積極野球」でつくった土壇場の好機。最後は「全力でプレーする」と誓った田中琉生弥(るきや、2年、野辺地)のサヨナラ犠飛で決めた。

 連合チームのため、全体練習ができるのは週末だけ。チームとしてまとまる機会は少ないが、円陣の約束以外にもまとまる理由があった。エースの橋本由はこの日が誕生日。田中琉は「試合前に冗談交じりで、最高の勝利をみんなでプレゼントしようと言っていたんです」と笑う。

 連合チームとは思えないほど統一されたプレーを見せた、この日の上北連合。部員4人の六戸から参加する小向輝(ひかる、3年)は「次も声を出し合って向かっていく」と言った。(土井良典)