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新潟)上位シードの一角崩れる 新潟大会

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2018年7月12日03時00分

 上位シードの一角崩れる――。第100回全国高校野球選手権記念新潟大会(朝日新聞社、県高野連主催)は11日、2回戦16試合があり、新潟産大付が第2シードの関根学園を1―0で破った。小千谷西と三条は上位シードを最後まで苦しめた。12日は6球場で2回戦16試合が予定されている。

 ■新潟産大付、1球逃さず

 「ピンチの後にチャンスあり」。そんな高校野球ドラマを地で行く場面が序盤に展開された。

 二回表1死走者なし。関根学園の西本航紀(3年)の打球が高く上がった。新潟産大付の二塁手の和田昂樹(1年)は後ろに下がりながら捕球したが、前進してきた右翼手の飯利秀喜(3年)とぶつかり落球。スパイクを受けた左足に激痛を感じながら足元のボールをつかみ、三塁手に好送球した。西本は本塁をつこうとしたが、三塁にとどまった。投手の石橋成哲(まさのり、2年)は後続打者を抑え、得点を許さなかった。

 二回裏2死二塁。新潟産大付の浅野恋(2年)はコースの甘い球を見逃さず左中間二塁打を放つ。二塁走者の石橋が生還し、貴重な1点を奪った。

 衝突で左目を強く打った飯利は治療のため退場。吉野公浩監督は「和田も交代させようかと思い、本人に尋ねた。『大丈夫です』と力強い返事で正直ほっとした」という。監督になって2年目の夏、選手たちの粘り強さと闘志に、「素晴らしい経験をさせてもらった」と涙をにじませた。

 石橋は「けがも顧みず、みんな必死に守ってくれた。地元球場なので声援もすごく、精神的にもぶれずに最後まで全力投球できた」と笑顔で語った。

 優勝候補の一角だった関根学園の安川斉監督は「ワンチャンスで1点とられた後も、すぐに追いつけるという気持ちがあった。流れを変えられず、1点に苦しむゲームになった」と振り返った。(渥美好司)