メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新潟)熱戦の夏、開幕 高校野球

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メール

2018年7月8日03時00分

 第100回全国高校野球選手権記念新潟大会(朝日新聞社、県高野連主催)が7日、新潟市中央区のハードオフエコスタジアム新潟で始まった。開会式では節目の大会を記念してスタンドに人文字が描かれ、82チームが堂々と行進。開幕試合は新発田中央が新潟向陽に12―2で勝利した。8日は県内4球場で9試合、9日は同8試合が行われる。

 ■新潟向陽の助っ人投手2人 和澄大翼 佐藤大翔

 新潟向陽の先発、和澄大翼(ひろと、2年)の立ち上がりは快調だった。先頭打者を空振り三振に仕留め、初回を無失点に抑えた。

 2点リードで迎えた二回表。先頭打者に投じた3球目は内野ゴロに。だが味方がエラーし、続く打者も失策で出塁。無死一、三塁で左前適時打を打たれた。「ここで切り替えなければいけなかった」と和澄。ただ流れは変えられず、5失策も絡み、7点を失った。

 四回にマウンドを引き継いだエース佐藤大翔(ひろと、3年)も制球が定まらず5失点。2人の継投で対抗しようと臨んだが、力尽きた。

 「ダブルヒロト」。佐藤達夫監督は、親しみを込めて呼ぶ。2人は別の中学で野球をしていたが、「他のスポーツに挑戦したい」とバスケ部に入部した。元野球部同士ということで、不思議と馬が合った。

 部員不足に悩む野球部に助っ人を頼まれ続けた。「もう一度野球がしたい」と佐藤大。テレビ越しに甲子園の球児を眺めていた和澄も同じ気持ちだった。昨秋、佐藤大に続き、和澄が野球部に転部した。

 道のりは楽ではなかった。硬式球は中学時代に使った軟式球より重く、硬い。再スタートは遅かったが、憧れの高校野球の舞台に挑戦したい。2人は体がフォームを思い出すまで、投げ込みを続けた。

 節目の100回大会の開幕戦。大差で敗れたものの、2人の表情はすがすがしかった。佐藤大は「野球ができて本当に楽しかった。和澄には来年も頑張って欲しい」。和澄は「変化球を磨き、球速もアップさせたい」と雪辱を誓った。(武田啓亮)