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長野)90年前の甲子園決勝「松本商×平安中」、再戦へ

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2018年6月13日03時00分

 90年前の夏の甲子園決勝カード、松本商(現松商学園)―平安中(現龍谷大平安)が16日、松本市野球場での招待試合で再現される。7月7日開幕の第100回全国高校野球選手権記念長野大会の記念行事で、県高校野球連盟と朝日新聞長野総局が主催。第2試合では佐久長聖が平安と対戦する。

 1928年の第14回大会で2年連続5回目の出場となった松本商は、1回戦から4連勝で決勝に進出。2年連続2回目だった平安中と、ともに初優勝をかけて対戦し、3―1で快勝した。深紅の大優勝旗は初めて北信越地区に翻り、これが現在までも県勢で唯一の夏の優勝となっている。

 今回の企画には、第100回を機に偉業を再認識して顕彰するとともに、競技人口の減少が目立つ野球界の活性化につなげたい狙いがある。入場は無料。

 午前10時開始の第1試合で対戦する松商学園の大和久竣矢主将と龍谷大平安の松田憲之朗主将は「90年前の先輩方が築かれた歴史と伝統を実感しながらプレーしたい」と口をそろえる。

 午後1時開始の第2試合で平安と対戦する佐久長聖は、過去10年間で夏の甲子園に県勢最多の3回出場。佐久時代の94年には、県勢で戦後唯一の4強入りをした実績が認められた。

 松商は昨夏の代表校で、平安と長聖はともに京都、長野大会の決勝進出校。そろって強豪校であり、夏の甲子園出場をかけた地方大会に向けた調整が最終段階に差し掛かる時期だけに、好試合が期待できる。

 試合の模様は県内ケーブルテレビ11局(松本、LCV、あづみ野、佐久、蓼科、伊那、エコー、飯田、須高、INC、丸子)で生中継される(INCと丸子は第1試合のみ)。録画放送も複数局で行う予定。

 ■始球式は72歳差対決

 第1試合の始球式には、90年前の優勝投手、中島治康氏(故人)のひ孫にあたる小学4年生の海斗(かいと)くん(9)がマウンドに登る。打席に入るのは、平安OBで1954年の第36回大会出場時の3番打者・田島元(はじめ)さん(81)=神戸市在住。72歳差の顔合わせとなる。

 田島さんは日頃から平安の練習を見守り、今回の遠征に同行予定だったため、白羽の矢が立った。「中島さんは私が小学生の頃から存じ上げていた。プロ野球界のレジェンド、神様のような存在の強打者だった。ひ孫さんと対面できるのは光栄。楽しみです」と話す。(山田雄一)

     ◇

■夏の甲子園対戦の3試合

◇第13回大会(1927年)準々決勝

 松 本 商 000 000 150 =6

 平 安 中 000 000 000 =0

 【松】佐藤―百瀬【平】伊藤―結城

◇第14回大会(1928年)決勝

 松 本 商 102 000 000 =3

 平 安 中 000 000 001 =1

 【松】中島―百瀬【平】伊藤―西村

◇第33回大会(1951年)2回戦

 松商学園 000 000 000 =0

 平  安 000 000 01× =1

 【松】平沢―吉沢【平】清水―上市