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青森)弘前東が8強に進出 東北高校野球が青森で開幕

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2018年6月8日03時00分

 第65回春季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、朝日新聞青森総局など後援)が7日、青森県で開幕し、青森市営球場と青森県営球場で1、2回戦計4試合があった。8日は両球場で2回戦6試合がある。

 県勢は弘前工が利府(宮城)を破り16強に、弘前東が古川学園(宮城)を破り8強に進出した。春季県大会優勝の八戸学院光星は、8日の青森市営球場第1試合で盛岡中央(岩手)と対戦する。

 ■ピンチでも 声かけ忘れない 弘前工・盛恵大選手

 「後にいい打者が控えているので、出塁することだけを考えていた」

 1点を追う七回、1死一塁の好機。打席に入った盛恵大(けいた、3年)は冷静だった。狙い澄まして外角の直球を振り抜くと、同点の適時三塁打に。「流れがこっちに向いてきているのがわかった」。次打者宮川陸(2年)のスクイズで逆転のホームを踏むと、思わずガッツポーズが出た。

 弘前工が夏に向けて力を入れてきたのは、打撃力の向上だ。昨春の県大会で八戸学院光星に7回コールドで惨敗してから、練習メニューに毎日千回の素振りを加えるなど、悔しさをバネにしてきた。

 だが、捕手の盛が大事にしているのは打撃だけでなく、チームの雰囲気を和らげること。二回には5点を失ってリードを許したが、「これ以上点を取らせるわけにはいかない」と自分を鼓舞し、切り替えた。マウンドでは沢田貴久(3年)に「しっかり腕振って投げ込んでこい」。守備につく前の円陣では「ここはしっかり抑えていくぞ」。「技術以外にもチームに貢献できることはある」を信条に、ピンチの時もチャンスの時も、周りに気を配って声をかけることを忘れなかった。

 試合後、「もっと強いチームと闘って、自分たちの力がどこまで通用するか確かめたい」。早くも次を見据えていた。(仲川明里)