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北海道)長島三奈さんら思い語る 100回大会記念

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2018年5月14日03時00分

 夏の全国高校野球選手権大会が今年で100回の節目を迎えるのを記念し、札幌市中央区で13日、「高校野球を語ろう」と題したトークイベントが開かれた。スポーツキャスターの長島三奈さんと、第88回大会(2006年)で駒大苫小牧高が準優勝した時の主将、本間篤史さんが登壇。04、05年に選手権大会を連覇した同高の話題など道勢の活躍や高校野球に向けた思いを語った。

 イベントは朝日新聞北海道支社と北海道テレビ放送(HTB)の主催。

 長島さんは1998年にテレビ朝日系列「熱闘甲子園」のキャスター就任を機に高校野球の取材を始めた。「高校野球は体の一部のような存在。いつも球児の笑顔に元気をもらってきた」と話し、今夏の100回大会に向けて「平和な中で心の底から野球を楽しめること、球児たちが全力で頑張れることは本当に幸せだと思う」と語った。

 本間さんは駒苫卒業後、亜細亜大を経て、昨季までJR北海道の選手として活躍した。高校野球への思いを問われ、「つらいことがある度に(当時を)振り返って頑張ろうと思える。高校野球には『何があっても最後まであきらめずにがんばれ』ってエールをもらっているような気がする」と話した。

 イベントでは駒苫が2度の優勝、準優勝に輝いた第86~88回大会の映像が映し出され、優勝のシーンには拍手がわき起こった。

 本間さんは随所に裏話も披露。自身が主将を務めた第88回大会では、斎藤佑樹投手(日本ハム)を擁する早稲田実業(西東京)との決勝で延長十五回を戦い抜いて引き分け再試合になり、「みんな目立ちたがり屋。疲れよりも翌日も全国放送に出て、新聞の一面になれるかもと盛り上がった」と当時のチームの様子を語った。

 当時の監督の香田誉士史さん(現・西部ガス監督)からはメッセージが届けられた。その中で「時間があれば少年野球の指導者もやってみなさい」と激励を受け、本間さんは「練習中は怖かったが、グラウンドの外では兄のような存在。今でもつながりを大切にしてくれています」と話した。

 会場には高校野球ファンら約150人が訪れた。駒苫の初優勝を見て野球を始めたという大学4年の小田修輔さん(21)は「高校野球生活を思い出して、就職活動を頑張ろうと思った」。会社員の嘉成和彦さん(57)は「第86回からの連覇で北海道の野球は格段にレベルが上がった。今年も娘と甲子園で応援したい」と話した。

 13日は、札幌円山球場(札幌市)で5年前に小中学生だった球児らが「高校球児になった未来の私へ」と題して書いた作文が入ったタイムカプセルの開封式があった。

 小雨の降る中、スポーツキャスターの長島三奈さんと本間篤史さん、道高野連の狩野康弘会長の3人がスコップを手に掘り出した。ずっしりと重いタイムカプセルを手に「5年前の思いが詰まっているなんて不思議な感じがしますね」と長島さん。「5年前の自分と向き合うのは照れくさいかもしれないが、夏は自分を出し切って楽しんで頑張ってほしい」と集まった球児らを激励した。

    ◇

 14日午前7時すぎのHTB「イチオシ!モーニング」のスポーツコーナーには長島さんが生出演、13日のトークイベントの様子などを語ります。(今泉奏、遠藤美波)